次世代計算基盤に向けた研究開発!文部科学省が評価委員会を開催
次世代計算基盤研究の進捗状況 - 文部科学省が評価委員会を開催
文部科学省は、令和6年7月1日に「次世代計算基盤に係る調査研究」評価委員会(第10回)を開催しました。この委員会は、日本のスーパーコンピュータ技術の更なる発展を目指し、次世代計算基盤に関する研究開発を評価する重要な役割を担っています。
今回の評価委員会では、以下の3つの議題が審議されました。
1. HPCI計画推進委員会における検討状況と「次世代計算基盤に係る調査研究」評価委員会の今後の開催スケジュールについて
文部科学省事務局より、HPCI計画推進委員会における検討状況と今後の評価委員会開催スケジュールについて説明がありました。HPCI計画とは、日本のスーパーコンピュータ技術を世界トップレベルに維持・向上させることを目的とした国家プロジェクトです。
2. 「次世代計算基盤に係る調査研究」の今年度の取組の方向性について
慶應義塾大学、東京大学、理化学研究所、神戸大学から、それぞれの研究チームによる今年度の取組状況と進捗状況について報告がありました。その後、委員と各調査研究チーム間で活発な意見交換が行われました。
3. 「次世代計算基盤に係る調査研究」の予算の追加配分案について
文部科学省事務局より、次世代計算基盤研究への予算追加配分案の検討状況が説明されました。委員間で意見交換が行われ、今後の予算配分について議論が深まりました。
参加機関と研究者
今回の評価委員会には、文部科学省の担当者に加え、以下の機関の研究者が出席しました。
慶應義塾大学(渡辺准教授、天野名誉教授)
東京大学(塙教授)
理化学研究所(近藤チームリーダー、西田専門職)
神戸大学(牧野教授)
* 株式会社Preferred Networks(平木シニアサイエンティスト)
今後の展望
次世代計算基盤は、科学技術の進歩、産業のイノベーション、そして社会全体の更なる発展に大きく貢献すると期待されています。文部科学省は、今回の評価委員会で得られた意見を参考に、今後も次世代計算基盤に関する研究開発を積極的に推進していく予定です。
日本のスーパーコンピュータ技術の未来を担う
次世代計算基盤の開発は、日本の科学技術力を高め、国際競争力を強化するために欠かせない取り組みです。今回の評価委員会は、その開発に向けた重要なステップと言えるでしょう。今後の研究開発の進展に期待が高まります。