地盤災害の予兆検知
2021-12-07 10:00:10
Edafosがメインマークと連携し地盤災害の予兆検知サービスを展開
Edafosとメインマークの連携
近年、自然災害が各地で増加しており、特に地盤沈下や崖崩れは深刻な問題です。これに対処するため、Edafosはメインマークグループと包括連携協定を結び、地盤の安全性を確保するための取り組みを始めました。Edafosが提供する地盤変動監視サービスは、衛星データを用いて地盤の動向を正確に把握することができます。これにより、災害が発生する前に予兆を捉え、迅速な対策を行うことが可能になります。
地盤監視システムの強み
Edafosの地盤変動監視サービスでは、SARデータを解析して地盤の動きや変化を検知します。これにより、崖崩れや地盤沈下の前兆を早期に発見でき、事前に対策を取ることができるのです。サンプルとして、2021年7月に幅約40mにわたって崩壊した崖地の例があります。約2年半前から崖がわずかに下方へ移動していたことがデータから明らかになり、目視では把握しにくい変化も捉えられます。これこそが、SAR解析の強みであると言えるでしょう。
各社の役割と協力
Edafosは、地盤の時間変化を把握するためのデータを提供します。特に、地殻変動研究の経験者によって運営されているため、解析結果の正確性や日本特有のノイズの低減において強みがあります。一方、メインマークは沈下修正や地盤強化に関する工事を全国で4,000件以上行っており、災害復旧から防災対策にまで幅広く対応しています。これにより、地盤災害への対応力が向上し、またメインマークSCは、構造物の変化をモニタリングする技術を持ち、補強や安全確認を行います。これらの役割を果たすことで、全体として一貫したサービスを提供します。
未来に向けた取り組み
今後、Edafosとメインマークが共同で提供する災害予兆検知サービスは、企業や自治体に向けて展開される予定です。また、状況に応じた対策も考慮し、安全な社会の実現に向けた努力を続けていきます。この連携を通じて、土砂災害等によって引き起こされる被害を未然に防ぎ、人命を守るとともに、業務の効率性を高めていくことを目指します。エラシスデータを活用した新たな防災システムの開発にも期待が寄せられます。これにより、未来の安心・安全な地域社会の実現に寄与することになるでしょう。
会社情報
- 会社名
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Edafos株式会社
- 住所
- 東京都豊島区
- 電話番号
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