DCT支援パッケージ発表
2025-02-03 10:22:10

ベルシステム24とアスパークメディカル、DCT支援パッケージを新たに提供開始

新たな研究環境の実現に向けて



2023年、株式会社ベルシステム24と株式会社アスパークメディカルが連携し、分散型臨床試験(DCT)の普及を目指したフルサポートパッケージを発表しました。この新しいサービスは、製薬会社などの治験依頼者に向け、コストパフォーマンスの良さと柔軟性を兼ね備えた内容となっています。

DCTの意義


DCT(Decentralized Clinical Trial)とは、従来の医療機関での来院を伴う従来型試験から、オンラインや訪問を利用して治験を実施する手法です。患者中心の医療(Patient Centricity)を実現し、利用者の負担を軽減することが大きな目的です。今、DCTの普及が急速に進められる理由は、COVID-19パンデミックの影響によるもので、遠隔での医療提供の重要性が認識された結果でもあります。

提供開始の背景


ベルシステム24は、約40年にわたり治験に携わってきたノウハウを活かし、アスパークメディカルと協力して新たにDCTを導入するパッケージを作成しました。この共同事業により、治験依頼者はDCTに関連する様々な機能を選択する手間を省き、管理業務の負担を軽減することが可能となります。

サポート内容


新しいDCT支援パッケージには、以下の構成要素が含まれています。
  • - 治験サポート: アスパークメディカルが手掛ける治験の企画から実施までの一連のサポート。
  • - 遠隔サポート: ベルシステム24による「eConsent」や「オンライン診療」の実施。
  • - ヘルプデスク機能: 被験者からの問い合わせに迅速に対応する体制。
  • - アウトバウンドヒアリング: 服薬状況の確認や体調への聞き取りを実施。

このパッケージは、治験参加企業や医師主導治験を行う医療機関にとって、非常に導入しやすい内容となっています。安価な価格設定と高品質なサービス提供により、より広範な治験が行えることを期待されています。

今後の展開


ベルシステム24とアスパークメディカルは、DCTの普及を通じて、数多くの患者が治験に参加できる環境を整備していく考えです。また、この活動は、治験依頼者の「Patient Centricity活動」を支援することにも繋がります。

企業情報


ベルシステム24は、1982年に日本初の本格的コールセンターサービスを始めた企業で、今や「総合BPOパートナー」として業界に貢献しています。一方、アスパークメディカルは、60社以上との取引実績を持つ専門的な臨床開発支援機関です。両社は、患者に寄り添った革新を追求しております。

この新たな取り組みが、今後の医療界にどのような影響を与えるのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ベルシステム24ホールディングス
住所
東京都港区虎ノ門4-1-1神谷町トラストタワー6階
電話番号
03-6896-6199

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