ビーキャップ、味の素冷凍食品への「Beacapp Here」導入
概要
株式会社ビーキャップ(東京都港区)は、味の素冷凍食品株式会社(東京都中央区)に屋内位置情報サービス「Beacapp Here」を導入し、業務の改善を支援しています。2024年のトライアルを経て、2025年1月より本格運用が始まっています。現在、約300名の社員がフリーアドレスのもとで、このツールを活用し、リアルタイムで所在地を把握できる環境が整っています。
導入の背景
フリーアドレス制度を採用した味の素冷凍食品では、部署を越えたコミュニケーションの活性化を目指していましたが、社員の所在地が把握しづらいという新たな課題が浮上しました。従来の方法では日々の連絡に手間がかかり、「ちょっと話したい」と思ってもすぐに連絡が難しいという状況が生まれていました。また、新たに採用された社員の中には顔と名前が一致しないなどの問題もあり、コミュニケーションのきっかけがつかみにくい状況となっていました。
このため、ビーキャップは位置情報ツールの導入を真剣に検討し始めました。
導入決定のポイント
ビーキャップが提供する「Beacapp Here」は、シンプルな画面構成と直感的な操作性が特徴です。導入検討に当たり、他の類似ツールと比較し、実用性を重視した結果、即時に現在の社員の所在地を把握できる点が高く評価されました。工事を必要とせず、スムーズに導入できる点も魅力に映り、運用には大きなメリットとなりました。
トライアルの効果
コーポレート部門でのトライアル導入により、社員の出社状況の共有がシンプルになり、業務効率が向上しました。説明会を通じて、導入の背景や目的がしっかりと伝えられたことで、社員の理解も深まりました。シンプルな機能設計により、特別な教育やマニュアルを必要とせず、直感的に操作できる点が好評を得ました。
現在の活用状況
現在、「Beacapp Here」は日常業務において出社状況を可視化し、「おかえり通知」などの機能が定着しています。また、社員同士の連携やコミュニケーションがスムーズになり、今後はプロフィール機能を活用して、さらなる交流の促進を目指しています。さらに、川崎拠点への展開や、本社との連携強化も視野に入れています。
Beacapp Hereについて
「Beacapp Here」は、スマートフォンとビーコンを利用してリアルタイムに人や物の動きを把握する屋内位置情報サービスです。オフィスや工場、病院など多様な職場に向けて、出社率の可視化や動線分析、空間の最適化といった業務改善を支援しています。
まとめ
味の素冷凍食品における「Beacapp Here」の導入は、現場の課題を解決し、より良いコミュニケーション環境を構築するための重要なステップとなっています。今後のさらなる効果が期待されます。