江戸時代の村役人たちの仕事ぶりや村人たちの信仰を、古文書から紐解く!
松戸市立博物館では、令和6年7月13日(土)から8月25日(日)まで、館蔵資料展「古文書からさぐる大谷口の村」を開催します。
現在の松戸市域には、江戸時代に50を超える村が存在していました。これらの村は、人々の生活の場であると同時に、領主が領民を管理する支配の単位でもありました。村の運営を担っていたのは、名主、組頭、百姓代といった役人たちです。
本展では、松戸市北部の大谷口村で名主を務めた大熊家に伝わる古文書を展示。領主からの命令の伝達や、さまざまな出来事の解決など、村役人たちの多岐にわたる仕事ぶりを知ることができます。
さらに、大熊家には、大谷口村の人々の信仰を伝える古文書も数多く残されています。これらの古文書からは、さまざまな民間信仰や遠方への寺社参りの様子が伺え、村人たちのネットワークが、村の枠を超えて広がっていたことがわかります。
例えば、10代目大熊伊兵衛は、領主の家臣(=武士)となり、その能力を発揮した人物でした。このように、村役人の中には、村の枠を超えて活躍する人もいたのです。
本展では、大熊家文書を通じて、江戸時代の村人たちがどのように生活し、どのように社会と関わっていたのか、その足跡をたどります。当時の村人たちの暮らしや社会構造を、貴重な古文書を通して体感してみませんか?
展示概要
会期: 令和6年7月13日(土)~8月25日(日)
休館日: 月曜日(7月15日、8月12日は開館、7月16日、8月13日・23日は休館)
開館時間: 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
会場: 松戸市立博物館・企画展示室(松戸市千駄堀671)
観覧料: 無料
展示資料
諸向御用留(万延2(1861)年)
上州草津温泉之図(19世紀後半(江戸時代))
お問い合わせ
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〒270-2252 松戸市千駄堀671
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