未来の物流を担う子供たち!最先端物流センター見学で感じた驚きと感動
2024年10月19日、東京都江東区にある次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」で、小学5、6年生15名による職場体験プログラム『物流の最前線』が開催されました。フューチャーイノベーションフォーラム(FIF)と佐川急便株式会社が主催したこのプログラムは、子供たちに持続可能な社会を支える物流の現場を体験してもらう機会を提供するもの。2007年から続くこの取り組みは今回で14回目を迎え、これまで235名もの子供たちが参加しています。
最先端技術と環境への配慮が融合した物流センター
参加者たちはまず、佐川急便の事業内容についての説明を受けました。その後、Xフロンティア内にある自動仕分けシステムや、商品のピッキングと搬送を行うロボット、そして700台以上の監視カメラが配置されたコントロールセンターを見学。その規模と最新技術の高度さに、子供たちは驚きを隠せない様子でした。さらに、美術品専用の保管庫も特別に見学することができ、物流の多様性に触れることができました。
環境に配慮した取り組みも学べる充実の内容
プログラムでは、環境への配慮も重視。EVトラックやハイブリッド式の冷凍・冷蔵トラックなど、環境負荷の少ない車両が紹介され、子供たちは実際に車両に乗り込み、運転席からの景色を楽しみました。特に、美術品輸送専用の車両は、走行中の振動が少ないように設計されており、子供たちはその快適さに感心していました。また、ドローンによる配送の可能性についても学び、実際に飛行するドローンを間近で見て、歓声を上げる子供たちもいました。
未来への期待と関心を高める質問会
プログラムの最後には、佐川急便の社員を相手に質疑応答の時間がありました。「災害時の対応」「ドローンの活用事例」など、子供たちからは活発な質問が飛び交いました。プログラムを終えた子供たちからは、「荷物がどのように届くのかがよくわかった」「たくさんの新しい技術が使われていて驚いた」「将来、ドローンが荷物を運ぶようになるかもしれないことが楽しみになった」といった感想が聞かれ、この体験が子供たちの未来への関心を高めるきっかけになったことがうかがえました。
FIFの取り組みと未来への展望
FIFは今後も、子供たちに実践的な学びの場を提供することで、未来社会に貢献していくことを目指しています。今回のプログラムは、子供たちが物流業界の現状と未来の可能性に触れ、社会貢献への意識を高める貴重な機会となりました。持続可能な社会の実現には、次世代を担う子供たちの理解と関心が不可欠です。FIFの取り組みは、その実現に向けて重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
プログラム概要
日時: 2024年10月19日(土)13:00~16:00
会場: Xフロンティア(東京都江東区新砂3‐2‐9)
対象: 小学5、6年生 15名
協力: 佐川急便株式会社、SGムービング株式会社、佐川グローバルロジスティクス株式会社、フューチャー株式会社、フューチャーアーキテクト株式会社
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後援: 江東区教育委員会、品川区教育委員会