時をまとうハンカチーフ
2025-11-03 10:20:32

時を超えた美しさ、ブルーミング中西の新作ハンカチーフ

時を超えた美しさ、ブルーミング中西の新作ハンカチーフ



1879年に創業したブルーミング中西株式会社が、歴史ある19世紀ベルギーのレース、「ポワン・ド・ガーズ」をインスピレーションにした新作『時をまとうハンカチーフ』を発表しました。このハンカチーフは、西洋と日本の優れた技術と美意識の融合を目指して作られました。

『時をまとうハンカチーフ』の誕生背景


このハンカチーフは単なる日用品ではなく、「携える芸術」としての存在感を持つ一枚です。ブルーミング中西が所蔵している「ポワン・ド・ガーズ」は、針と糸を使用して作られるレースの最高峰で、透明感と立体感が特徴です。19世紀のベルギーで誕生したこのレースは、上流階級の女性たちの憧れであり、当時の宮廷文化を象徴するものでした。

ブルーミング中西の先代がヨーロッパを訪れた際に蒐集した貴重なコレクションは、100年以上の時を経てもその美しさを保ち続けています。そして、このレースを元にした『時をまとうハンカチーフ』は、オリジナルの意匠を現代の感性で再創造し、新たな時代の象徴となることを目指しました。

日本の手仕事で仕上げた逸品


この新作は、織り、裁断、捺染、縫製など、十数の工程を経て生まれました。すべての過程が日本各地を代表する職人によって手掛けられ、細部にわたるこだわりが施されています。特に、ハンカチの仕上げには京都の金彩工芸士、三宅誠己氏が関わり、金彩や螺鈿の技術を使った、まさに一点物の作品に仕上げられました。

金彩の表現は華やかでありながらも繊細で、螺鈿は本来、柔らかい素材に施すのが難しい技法。しかし、三宅氏の門外不出の技術によって、このハンカチーフに見事に施されています。その仕上げには80時間以上かかり、熟練した職人の手と集中力が結集されています。

美の調和と職人の誇り


『時をまとうハンカチーフ』の配色には、黒地と白地を使用しています。この色の組み合わせは、陰と陽、西洋と東洋、伝統と革新といった相反する要素が調和し、深い美を生み出しています。この一枚には、146年という歴史を持ったブルーミング中西の職人たちの想いが込められています。

これからのハンカチーフ


ブルーミング中西は、このハンカチーフを通して「手仕事の尊さ」「美の継承」「日常に宿るアート」という理念を表現しています。『時をまとうハンカチーフ』は、用の美を超えたラグジュアリーなアートピースとして、現代の生活に寄り添う作品として生まれ変わりました。

企業の歴史と職人の技の融合により、単なる布が芸術作品へと昇華する様は、まさに時を超えた美しさの象徴です。これからも、このような魅力的な作品の誕生を期待したいと思います。


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会社情報

会社名
ブルーミング中西株式会社
住所
東京都中央区日本橋人形町3-2-8  
電話番号
03-3663-2331

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