新たな挑戦「IFLP3号ファンド」が誕生
株式会社インキュベイトファンドは、東京都港区に拠点を置く独立系シードファンドとして、新たに「IFLP3号ファンド」を設立したことを発表しました。このファンドは、これまでの成功を基に、さらなるスタートアップ支援を行うことを目指しています。
IFLPファンドの成り立ち
「IFLP」は、独立系シードファンドの個人GP(ジェネラルパートナー)のネットワークを利用して、リミテッド・パートナー(LP)との連携機会を最大化することを目標にしたファンドです。このモデルは日本国内でもユニークな存在で、強固なコミュニティを形成し、出資者と起業家のつながりを深めています。
1号ファンドは2018年に設立され、その後69億円の資金を用いて17のファンドに出資し、300社を超えるスタートアップへの投資を実現しました。中にはIPOを達成した企業もあり、出資先の成長を支援してきました。続く2号ファンドは2021年に成立し、さらに16のファンドを組み入れ、来年には300社以上への投資が見込まれています。
IFLP3号ファンドの特性
新設された「IFLP3号ファンド」は、これまでの成功を継承しつつ、新たな挑戦を取り入れています。本ファンドでは、投資哲学「Zero to Impact」や「First Round, Lead Position, Build Industries」を共有できるGPへの出資を実施します。特に注目されるのは、新進のGPの挑戦を支援し、地方展開や技術特化、海外市場への展開といった多様なコンセプトを持つシードファンドを拡充することです。
さらに、インキュベイトファンドが提供する各種プログラム、たとえばインキュベイトキャンプやPitch Dayなどを最大限活用し、出資先との事業連携や協調投資を促進します。これにより、スタートアップ企業にとって魅力的な投資機会を生み出し、業界の成長に貢献します。
多様な出資者との連携
「IFLP3号ファンド」への出資者は多様な事業会社や金融機関を含み、これによりスタートアップの成長支援の枠組みを広げることが期待されています。このファンドでは、地域の事業会社や金融機関の参加が進んでおり、地域経済の活性化にも寄与する成功事例を増やしていくための取り組みが行われています。
本ファンドを通じて、地方の起業家が挑戦しやすい環境を整備し、新規事業創出やスタートアップとの連携を促進し、日本経済全体の持続的な成長をサポートします。これは単なる投資を超えた、真の意味でのエコシステムづくりに寄与する活動といえるでしょう。
組織概要
インキュベイトファンドは今後も独立系シードファンドを支援し、スタートアップエコシステムのさらなる発展を目指します。スタートアップ支援におけるリーダーとして、新たな境地を切り開く挑戦を続けていくのです。