富士桜高原麦酒から新たなビールが登場
富士観光開発株式会社が展開する「富士桜高原麦酒」は、2025年10月29日(水)から、常温で流通・保存が可能な新しいビール、「ピルス ろ過」と「ヴァイツェン ろ過」を発売します。
新しい流通スタイルの確立
これまでのビールは、冷蔵管理が必須で、流通や保管の面で多くの制約がありました。この問題を解決するため、同社は遠心分離技術を用いて、酵母を除去する新しい製法を導入しました。この手法により、常温でも品質を保持することが可能になり、多くの飲食店や売店、さらにはアウトドアシーンでも手軽に楽しめるビールとして登場することになりました。
こだわりの製法と味わい
「富士桜高原麦酒」は、1997年の製造開始以来、富士山の天然水を用いたビールを提供してきましたが、今回の新商品は、これまでの従来品とは異なり、遠心分離によって色合いがライトで、飲みやすさが増したクリスピーな仕上がりです。特に「ピルス ろか」のアルコール度数は5%で、モルトの風味とキレのある苦味が絶妙にバランスされています。香りはフローラルで、新鮮さを感じさせるものに仕上げられています。
「ヴァイツェン ろ過」は、アルコール度数5.5%で、50%以上が小麦麦芽を使用したフルーティーな味わいが特徴です。バナナやクローブを思わせる香りは、発酵によるもので、クリアな味わいが魅力です。
多様な販路を目指す
常温流通が可能になることで、同社はこれまで以上に広範な商業展開を図ります。県内のスーパーやコンビニエンスストアへの営業を行い、さらには海外への輸出など国際的な販路の拡大も目指しています。観光で訪れる多くの人々にも手軽に「富士桜高原麦酒」を楽しんでもらえるように工夫されています。
売店での取り扱いについて
この新商品の販売は、富士桜高原麦酒の直営店であるシルバンズ カフェ&ショップで開始され、12月からは県内の「セルバ・おかじま」や「里の駅いちのみや」で購入が可能となります。さらに、購入や取り扱いについて知りたい方は、直接「富士桜高原麦酒」へお問い合わせを行うこともできます。
結び
新たな挑戦として常温保存が可能なビールのラインアップを拡充した富士桜高原麦酒。同社の古屋醸造長は、「常温ビールの発売までに時間がかかりましたが、製品化にたどり着きました。伝統的な技法と現代の技術を融合させ、多くの方にクラフトビールの深さと自由さを感じていただければ嬉しいです。」と語っています。
これからも進化を続ける富士桜高原麦酒の新商品の誕生をお見逃しなく!