知財を未来資産に
2025-10-15 12:37:37

知的財産を未来の資産に変える新たなAIプラットフォームが登場

知的財産を未来の資産に



リーガルテック株式会社が展開する次世代型ナレッジAI「AI IPGenius on IDX」が、企業における知的財産の役割を再定義します。このプロジェクトは、知財を「守るための権利」だけでなく「未来を創る経営資産」として位置づけ、企業のコアバリューとしての活用を促進します。

プロジェクトの背景と目的


日本の企業はこれまで、知的財産を防御のための資産として扱ってきましたが、今やグローバルなビジネス環境において、知財は企業の価値を高める重要な要素として認識されるようになっています。近年、知財の活用は特許や商標、著作権などの権利化にとどまらず、事業戦略やM&A、資本政策の中心としての役割を果たす方向へと変わりつつあります。

リーガルテックが開発した「AI IPGenius on IDX」は、AI技術を駆使し、知財の潜在的価値を可視化することで、経営者が未来志向の判断を行いやすくなるよう支援します。具体的には、生成AIとRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を統合することで、発明提案や出願支援、価値分析、知識の継承を一貫してサポートします。

特徴と機能


「AI IPGenius on IDX」の主な特徴には、以下のようなものがあります:
  • - 生成AIと特許RAGの融合:過去の特許情報や業界データをもとに、発明提案や出願を自動化し、価値分析を行います。
  • - 安全なナレッジ管理:データルーム上で知財情報をAIが整理・継承し、情報の漏洩を防ぎます。
  • - 知財資産評価支援:技術、市場、財務の3軸でIPポートフォリオをスコアリングし、経営戦略に役立てます。

これらの機能により、企業は知的財産を単なる法的権利に留めず、「収益を生む無形資産」として有効活用することが可能になります。

対象企業と活用シーン


このシステムは特に中堅・大手企業の経営戦略部や知財部門に向けて最適化されています。具体的には、以下のような部門での活用が期待されています:
  • - 経営戦略部:技術ごとの知財ポートフォリオを分析し、長期的な経営計画に反映。
  • - 研究・開発部:過去の出願や競合技術情報を基に、新しい研究テーマや発明を最適化。
  • - 知財・法務部:契約や出願、権利管理情報を統合し、属人的な業務を可視化。
  • - CFO・IR部門:知財を非財務資産として定量化し、報告書や投資家向け説明に利用。

連携と将来の展望


さらに、「AI IPGenius on IDX」は特許庁や知財金融機関との連携も視野に入れており、知財金融やM&A評価などの高度な分析をサポートします。リーガルテック社の代表取締役社長、佐々木氏は、「知財は未来の売上を生む無形資産である。このシステムは単なる出願支援ではなく、知財を通じた未来設計のためのインフラである」と述べています。

今後も「AI IPGenius on IDX」を基盤に、特許価値スコアやIP金融スコアなどの定量評価の高度化やESG対応の「IP価値指標ダッシュボード」の提供を進め、知財価値ベース経営の普及を目指していく予定です。これは日本発の新たな知財資本主義の実現を目指す取り組みの一環でもあります。

会社概要


リーガルテック株式会社は、2021年3月に設立され、資本金は3億8,000万円です。東京都港区虎ノ門に本社を構え、特許調査や発明抽出のプラットフォーム等、様々な事業を展開しています。今回の「AI IPGenius on IDX」も、知財を未来の経営資産として活かすための重要な一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
リーガルテック株式会社
住所
東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル4F
電話番号
03-5733-5790

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