新潟会計ビジネス専門学校が税理士会館を訪問
新潟市中央区に位置するNSGグループのNABI新潟会計ビジネス専門学校は、令和6年7月に東京都品川区の日本税理士会館を訪れ、国内研修旅行の一環として特別な体験をしました。この訪問は、昨年度初めて行われた取り組みに続くもので、2年連続の実施となりました。
講演会の内容
日本税理士会連合会からは、髙橋俊行常務理事と市木雅之理事が講演を行い、税理士制度の根本やその魅力、さらには税理士としての役割について熱心に教えてくれました。特に令和5年度からの税理士試験における会計学科目受験資格の緩和についての情報は、学生たちにとって非常に刺激的なものでした。
最初の講演では、髙橋先生が「VUCAの時代」をテーマに、多様な変化の中での税理士の重要性や、令和5年10月から施行されたインボイス制度についても語りました。AIやデジタル技術が進化する中で、税理士業務もそれに適応していく必要性があることを理解する貴重な機会でした。手書きの帳簿が会計ソフトに移行し、デジタル化が進む中で税理士が果たす役割の必要性を感じ取ることができました。
デジタルとの共存
市木先生からは、税理士制度の概論とデジタル化の影響についての講演がありました。AIによる資料作成が進む一方で、それをもとに判断を下すのは人間であり、税理士との共存の重要性が強調されました。この内容は、多くの学生にとって新たな視点を与えるものとなりました。
学生たちの感想
参加した学生たちからは、多くの感想が寄せられました。「税理士を目指しているので、税に関するさまざまな制度が常に変わっていくことを理解し、それに応じて企業を支えていく存在になりたい」との声や、税理士業務がAIに影響を受けない理由について理解が深まったとの意見もありました。
1年生の税理士学科の学生は、「講演を通じて税理士の重要性とその未来について考えることができました。まずは日商簿記検定一級に合格し、将来的には税理士試験にも挑戦したいです」と語り、今後の学びへの意欲を示しました。
また、別の学生は、「AIが仕訳を行うことに不安を感じていましたが、AIが作成した内容が人間の確認を必要とすることが分かり、安心感を得ました。今後も頑張り続けます」と述べ、自身の成長に向けた前向きな姿勢を見せました。
新潟会計ビジネス専門学校について
NABI新潟会計ビジネス専門学校は、創立27年を誇り、会計の伝統校として多くの優秀な税理士を輩出しています。学校の所在地は新潟市中央区万代1-2-22で、公式サイトではさらなる情報が提供されています。こちらからも新たな学びや支援についての情報をチェックできます。
NSGグループの役割
さらに、NSGグループは教育事業のみならず、医療、福祉、介護をはじめ、幅広い事業展開を行っています。地域を豊かで幸せな場所として活性化するため、多岐にわたる分野での取り組みを進めています。これにより、学生たちに多様なキャリアの選択肢を提供し続けています。
このような訪問を通じて、学生たちは税理士業界の未来や自身がどのように貢献できるかを深く考えるきっかけを得ていました。これからもますます発展していくであろう税理士業界における役割を楽しみにしています。