株式会社リィが「CNBベンチャー大賞2025」で受賞！運動支援の革新が評価される

株式会社リィが「CNBベンチャー大賞2025」で受賞

株式会社リィ（本社：愛知県名古屋市昭和区、代表取締役：廣瀬あゆみ）は、2025年11月17日に開催された「CNBベンチャー大賞2025」で「中部経済産業局長賞」を受賞しました。この受賞は、同社が運動に特化した児童発達支援デイサービス「Lii sports」を中心に行っている革新的な取り組みが評価されたものです。

運動の機会を創出する背景

株式会社リィの代表、廣瀬あゆみ氏は、教育、医療、福祉の現場に深く関わる中で、以下の課題に直面しました。発達障害のある子どもたちが運動の機会を得にくい状況、定型発達の集団に入りづらく、成長のチャンスが制限されること、そして福祉現場で働く人々の幸福度が低く、持続可能性が脅かされているという問題です。これらを解決するため、運動発達に特化した児童発達支援施設「Lii sports」を立ち上げました。特に「運動で心拍が上がると集中力や幸福度が高まる」という知見に基づき、子どもが楽しむことができる運動プログラムを提供しています。

「Lii sports」の取り組み

「Lii sports」では、独自の運動プログラム生成システム「DEA2000（Digital Ecological Approach 2000）」を活用し、2000種類以上の運動プログラムを提供しています。ここでは、7つの基礎感覚や発達段階、さらには子ども自身の「好き」を考慮してプログラムを自動生成し、子どもたちが夢中になる運動体験を実現。

さらに、全スタッフが一体となって体現するCoaching Policy「REPS（Respect・Ecological・Pump・Sports）」と法令遵守のLBC（Lii border check）を取り入れ、全国で質の高い運動支援を行っています。この成果により、2025年11月時点で既に31拠点の運営を実現し、NPS（ネットプロモータースコア）は42.5を達成しました。

福祉と運動の革新性

「CNBベンチャー大賞2025」において、株式会社リィの取り組みが評価されたのは、革新性、成長性、地域社会への貢献の3つの軸に基づいています。運動と福祉、テクノロジーが統合された独自のビジネスモデルにより、事業規模は急拡大しています。2023年の売上高は1億2300万円から2025年には9億8300万円に達し、さらに2026年度には15億円を見込んでいます。

また、39名から172名の従業員が増え、今後は280名規模へと成長予定です。地域社会への貢献としては、国内31拠点の展開に加え、教育やフィットネス、及び海外事業にも着手し、地域ごとの支援格差を解消する努力を続けています。