福岡発のIoT企業、BeeInventorが成長を加速するスタートアップ支援プログラムに選出

BeeInventorが「High Growth Program」に採択

福岡市に拠点を置くBeeInventor株式会社は、このたびFukuoka Growth Nextが提供するスタートアップ支援プログラム「High Growth Program」に採択されました。このプログラムは、福岡を世界に誇るスタートアップ都市として成長するための新しい施策であり、選抜型の集中支援を受けることができます。

High Growth Programの概要

このプログラムは、2024年度から実施され、福岡市の「福岡 Growth Network」に加入した企業の中から特に成長が期待される企業を支援するものです。支援内容は、定期的なコミュニケーションを通じて企業の状況に応じたカスタマイズが行われることが特徴です。また、毎年10社程度のスタートアップを選び、その企業にはVC（ベンチャーキャピタル）や各分野の専門家からのメンタリングといった支援が提供されます。

ビーインベンターの強み

ビーインベンターは、BtoB向けに IoT ソリューションを提供し、建設や製造現場での安全性向上や業務効率化を図るスタートアップです。特に、スマートヘルメット「DasLoop」による作業員の状態や位置情報のリアルタイム可視化によって、事故のリスクを大幅に減少させることに貢献しています。さらに熱中症対策に向けた事前警告システムの開発も進めており、その実力は福岡だけでなく、アジア全体に広がる展望を持っています。

代表者のコメント

ビーインベンターの代表であるハリー・チャン氏は、今回の選出について「私たちにとって特に意義深いものであり、福岡のスタートアップコミュニティの一員としてこのプログラムに参加できることに大変光栄を感じています」と語りました。彼は地方におけるイノベーションエコシステムに触れ、強力な起業家精神が育まれる環境が存在していることに感謝の意を示しました。

未来への取り組み

今後、BeeInventorはプログラムを通じて培ったリソースとネットワークを活かし、建設・製造業界向けのソリューション開発を加速する予定です。2030年には上場を視野に入れており、グローバル展開に向けた具体的な戦略を進めています。福岡のリソースを最大限に活用し、パートナー企業との連携を深めながら、新しい事業機会を探索することに全力を注ぎます。