中国電力とインフォメティスが連携、エコキュート制御機能を「BridgeLAB DR」に追加
インフォメティスと中国電力が共同開発したエコキュート機器制御機能
インフォメティス株式会社が中国電力株式会社とタッグを組み、既に展開中のデマンドレスポンス支援サービス「BridgeLAB DR」に新たにエコキュート機器制御機能を追加することが発表されました。この新機能は2026年4月からの提供が予定され、エコキュートメーカーのクラウドサービスと連携することで、需要家の遠隔制御を実現します。
「BridgeLAB DR」は現在、需給家の行動変容を促す「行動変容型DR」を基本とし、参加依頼や状況集約、需要変動量の計算などの機能を提供しています。今般の機器制御DR機能の追加により、需要家は自らの機器を操作する負担が軽減され、さらには実施し忘れを防ぐことで、より簡単かつ確実に電力需給管理が行えるようになります。
特に、電力が余る時間帯に需要家が消費を増加させる「上げDR」については、機器制御によってその参加率が向上する見込みです。これにより、中国電力とインフォメティスは共同で進めてきた実証実験を通じて、エコキュートの制御効果が非常に高いと判断しました。
機器制御DRによる主なメリット
新機能の導入に伴う利点は以下の通りです。
1. 簡単導入: DRサービスへの導入が容易で、小売電気事業者とのAPIシステム連携を必要とせず、情報の連携のみで使用可能です。
2. 運用手間の軽減: 操作が直感的で、小売電気事業者の運用負荷を大幅に削減します。
今後の展望
インフォメティスは、この新機能が再生可能エネルギー普及の重要な課題である需給バランス管理の柔軟性を高め、電力需給の安定化に貢献すると確信しています。さらに、エコキュート以外の蓄電池やEV、空調機器などへの対応も目指し、「BridgeLAB DR」の機能を拡充していく計画です。
企業紹介
インフォメティス株式会社
インフォメティスは「エネルギーデータの力で、暮らしの未来を変えていく。」を企業理念に掲げ、エネルギー最適化ソリューションを提供する企業です。2024年度より本機能を搭載した「BridgeLAB DR」を広め、より多くの顧客にサービスを届ける方針です。
中国電力株式会社
中国電力は広島県に根差し、中国地方全域をカバーする電力供給会社であり、再生可能エネルギーの推進にも積極的です。需要の変化に柔軟に対応し、地域の電力需給を支えるため尽力しています。
この新しい機能の追加は、電力の安定供給や省エネルギーの観点からも高く評価されています。今後の進展に目が離せません。
会社情報
- 会社名
- インフォメティス株式会社
- 住所
- 東京都港区芝大門一丁目12番16号
- 電話番号
トピックス（IT）
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