デジタル庁がISMAPクラウドサービスリストを更新、未来のDX推進へ

デジタル庁、ISMAPクラウドサービスリストを発表

2025年6月30日、デジタル庁が政府の情報システム向けに安全性の高いクラウドサービスリストを公開しました。このリストは、政府のセキュリティ評価制度であるISMAP（Information Security Management and Assessment Program）に基づき、認定を受けたクラウドサービスを集約したものです。デジタル庁は、この取り組みを通じてデジタル社会の発展を目指しています。

ISMAPの重要性

ISMAPは、政府機関が利用する情報システムの安全性を高めるための制度です。クラウドサービスが安全性の高い状態で運営されることを目的とし、脆弱性の検出と管理、情報漏洩のリスク軽減を図っています。これにより、民間企業は政府機関の要求に応じたサービスを提供しやすくなり、ユーザーに対しても安心して利用してもらえる環境が整います。

具体的な意義

このリストには、クラウドサービスプロバイダーが提供する多種多様なサービスが掲載されています。たとえば、データのバックアップ、ストレージ、コンピューティングリソースなどが含まれています。また、情報処理推進機構（IPA）の専用ポータルサイトでもこのリストを容易に確認でき、関係者が必要とするサービスを選びやすくなっています。

デジタル社会の実現に向けて

デジタル庁は、デジタル時代の進化に伴い、官民一体となったインフラの整備を強化する方針です。「未来志向のDXを大胆に推進する」という言葉の通り、社会全体をデジタル化することにより、国や地域の発展を支える基盤を構築します。これにより、国民がより便利で安全なデジタルサービスを享受できるようになることを目指しています。