UTEC6号ファンド始動
2025-07-11 12:51:16

東京大学発スタートアップへの新たな投資の波、UTEC6号ファンドが始動

日本の大学発スタートアップの未来に光明



東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、東大IPC)が、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)が運営する新たなファンド「UTEC6号投資事業有限責任組合」に対して、LP出資を行うことを決定しました。この出資は、日本のスタートアップエコシステムにおいて、重要な役割を果たすことが期待されています。

UTECは2004年の設立以来、シードやアーリーステージのベンチャー企業に対し積極的に投資を行ってきました。その結果、大学や研究機関の先進的な技術を商業化するターニングポイントを提供しており、特にディープテック領域に焦点を当てています。これまで約150社に対して投資を行っており、この経験を背景に適切な支援を行います。

今回のUTEC6号ファンドは、設立段階からIPO、M&Aに至るまでの包括的な支援体制を整えており、世界の市場に進出するための道筋を提供します。日本発の科学や技術の国際展開を推進すると同時に、海外の先進技術を日本に取り込み、社会実装へとつなげる双方向の支援を行う意向です。特に、グローバル市場に向けた課題解決企業を育成することを目指しています。

今回の出資に際し、東大IPCの代表取締役社長、植田浩輔は「UTECとの連携強化を通じて、日本の大学発スタートアップのエコシステムをさらに育成していく」との意気込みを表明しました。

また、UTECの代表取締役社長、郷治友孝氏は、これまでの共同プロジェクトや出資の実績を踏まえ、今後さらに東大IPCとの協力関係を強化していく意思を示しました。特に共同出資したスタートアップの一つ、Alumnoteでは東京大学のプロジェクトからスタートし、多くの課題を共に乗り越えた結果、100以上の大学と提携するまでに成長しています。

さらに、ASAファンドは、日本の大学発スタートアップのエコシステムを強化し、海外のベンチャーとの連携をより深めることを目的としています。これにより、より多くのユニコーンスタートアップが誕生し、日本の産業競争力を向上させることを視野に入れています。特に、大学から生まれる技術シーズを掘り起こし、それを事業化する支援を行うことで、グローバル市場に挑戦するスタートアップを数多く育てる狙いがあります。

UTECの取り組みと今後の展望



株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズは、東京大学の研究機関から生まれた知見を活用して起業を支援するファンドとして、2004年に設立されました。高い社会的ニーズに応えるスタートアップの創出を目指し、東京大学をはじめとする国内外の大学や研究機関と連携を図っています。

また、これまでと同様、ディープテック分野を中心に戦略を広げ、多様な投資チャンスを追求していきます。今後、さらなる成果を上げるために、国内外からの協力を集め、更に進化した支援体制を確立する計画です。

UTEC6号ファンドを通じて、持続可能な社会の実現に向けたアプローチを行う企業が続々と登場することに期待が寄せられています。若いスタートアップたちが勇気を持って挑戦できる環境が整いつつある今、エコシステムのさらなる発展が見込まれています。これにより、日本の産業全体が活性化し、国際的な競争力を高めることが期待されています。


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会社情報

会社名
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
電話番号
03-3830-0200

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