自動車事故被害者支援がさらに充実
令和7年9月16日、国土交通省は自動車事故被害者やその家族に対する相談支援を強化するための新たな措置を発表しました。この施策では、独立行政法人自動車事故対策機構(以下ナスバ)による相談支援業務の実施団体が新たに追加され、合計で15団体となります。
自動車事故被害者の現状
自動車事故は身体的な傷害だけでなく、精神的な苦痛も伴います。被害者やその遺族は、心のケアに関する相談を行う場所が十分ではなく、これまで多くは自ら立ち上げた団体に依存してきました。このような背景を受けて、国土交通省は支援を強化する必要性を痛感し、実施団体を増やす決断をしました。
追加された支援団体について
今回新たに選定されたのは「一般社団法人 高次脳機能障害友の会ひろしまぴあーず」です。広島県廿日市市に拠点を持つこの団体は、高次脳機能障害を抱える方々やそのご家族を対象にした相談窓口を開設します。
- - 電話番号: 050-3150-5239
- - 窓口開設時間: 月~金 9:00~17:00、18:00~21:00
この窓口の設置により、高次脳機能障害に関する支援がより身近に受けられるようになります。これまで以上に相談先が増え、被害者や遺族が感じる精神的な苦痛を軽減する手助けが期待されます。
課題に取り組む国土交通省の姿勢
国土交通省は、これまでの取り組みをさらに進め、自動車事故被害者の精神的負担を軽減するための具体的な方策を実施しています。ナスバによる相談支援業務は、その一環として位置づけられています。国土交通省はこれからも相談先を増やし、支援の網を広げていく方針です。
また、令和7年度におけるナスバの相談支援業務の実施団体については、令和8年2月27日まで公募が行われます。これにより、更なる団体の参加も見込まれています。
参照先
詳細な情報は国土交通省の公式サイトで確認できます。ここでは、政策やその他の発表資料も掲載されています。自動車事故被害者やそのご家族が利用できるサポート体制が整備され、安心して相談できる環境が整いつつあることは心強いニュースです。
【お問い合わせ】
国土交通省 物流・自動車局 保障制度参事官室
TEL: 03-5253-8111(内線41-420)