国産自動倉庫「ナノ・ストリーム」がFA市場に革新をもたらす

株式会社ROMSは、東京都品川区に本社を置き、代表取締役の前野洋介が率いる企業です。この度、同社は国産の小型自動倉庫ソリューション「ナノ・ストリーム」をFA（Factory Automation）市場へ本格的に展開することを発表しました。これにより、多くの製造業における生産プロセスの効率化を図ることを目指しています。

自動化の必要性とナノ・ストリームの役割

近年、製造業界では深刻な人手不足や多品種・小ロット生産のニーズが高まっており、自動化技術の導入が急務となっています。部品の保管や中間保管庫、工程間の搬送といった業務において、ROMSは長年の実績を元にした効率的な運用方法を提供しています。

ナノ・ストリームがFA市場で注目される理由の一つは、「短期導入」と「スモールスタート」が可能な点です。伝統的な自動倉庫導入と比べ、コストと時間を大幅に削減できるため、企業の設備投資計画に合わせた導入がしやすくなります。具体的には、わずか4か月から6か月の短納期で設置が可能で、信頼性の高い国産品を選ぶことができます。これにより、バッファや順立て、小部品のキッティング、サービスパーツの自動保管・ピッキング、さらには小型AGVを利用した搬送といった多様な運用が実現します。

ナノ・ストリームの特長

ROMSの「ナノ・ストリーム」は、小型でありながら高い保管密度と搬送能力を兼ね備えています。また、耐震性能や安全対策も製造業基準に則って設計されているため、安心して活用することができます。

モジュール化された構造により、顧客のニーズに応じた迅速な設計が可能で、100平米規模のスモールスタートからの生産性向上への道を提供します。このような柔軟性が、業界内での競争力を強化させる要因となっています。

さらなる展開と実機見学会

今後、ROMSはナノ・ストリームを中心にFA市場への認知を高める活動を続けていきます。様々なパートナー企業との協業を進め、展示会への出展を通じて、日本のものづくり現場の自動化に寄与する活動を拡充していく計画です。

また、実機見学会も随時開催されています。これに参加することで、導入を検討している企業が具体的な運用イメージを持つことができる貴重な機会となります。見学会の概要は次の通りです：

- 会場: 首都圏某所（詳細は予約後に通知）
- 面積: 約160㎡
- 保管容量: 約3,500ケース
- 設備構成: 入出庫用クレーン2台、ケース搬送用AGV 7台

参加希望の方は、ROMSのウェブサイトからお申し込みが可能です。興味のある企業はぜひこの機会を逃さずに！