放送大学の次期学長に岩永雅也氏が選出
令和6年12月5日、放送大学学長選考・監察会議は、次期学長を岩永雅也氏(71歳)に決定したことを発表しました。岩永氏は現職の放送大学長として、今後の任期を令和7年4月1日から令和9年3月31日まで務めることになります。
選考の背景
岩永氏が選ばれた理由は、推薦書や所信表明書、面接の結果など複数の要素から形成されたものであり、特に彼の教育研究に関する豊富な経験と能力が重要視されました。彼は学習センター所長や附属図書館長、副学長などの役職を歴任しており、教育資源や管理業務に対する深い理解を持っています。
任期中、岩永氏は「教学Vision2027」を発表し、具体的な改革案を打ち出しました。これには、インターネット配信の公開講座やオンライン授業の充実、さらには数理・データサイエンス・AI教育の提供などが含まれることから、彼のリーダーシップが期待されています。
教育改革の推進
近年、教育環境は急速に変化しています。このような中で、岩永氏は放送大学に対して強力な改革を促進しました。特に令和6年4月には、IR室と次世代教育研究開発センターを新たに設置し、大学の学びに貢献する多角的なメディア利用とDX(デジタルトランスフォーメーション)の研究・開発を進めています。これにより、放送大学が蓄積している膨大なデータを活用した施策決定の強化が図られています。
期待されるリーダーシップ
今後、岩永氏には大学を取り巻く環境の変化や国の教育政策に対応しつつ、教職員との対話を重視し、協働での大学運営を強化していくことが求められます。彼の豊富な知識と経験を生かしたリーダーシップが、放送大学の更なる成長を促すことが期待されます。
選考の過程と結果
学長候補者の推薦は令和6年9月2日から17日まで行われ、所信表明書の提出が9月24日から10月7日まで、面接が10月29日、教授会からの意見聴取が11月20日という流れで進められました。そして、最終的に岩永氏が学長予定者として決定されたのです。
公表場所
選考結果の詳細は、放送大学のウェブサイトにて公表されており、今後の教育の進展に大きく寄与することが期待されています。
公式ウェブサイト:
放送大学学長選考・監察会議