CRIME NABIの実証実験
2025-01-21 10:37:38

犯罪予測システムCRIME NABIがブラジルで実証実験を開始

ブラジルにおける新たな治安向上への挑戦



株式会社シンギュラーパータベーションズ(東京都千代田区、代表取締役CEO: 梶田真実)は、ブラジル連邦共和国のマットグロッソ州軍警察とともに、犯罪予測システムであるCRIME NABIの有効性検証を開始するという重要な発表をしました。この取り組みは、犯罪予測アルゴリズムを用いた新しい警察業務の形を模索するものです。

CRIME NABIの背景



CRIME NABIは、シンギュラーパータベーションズが独自に開発した犯罪予測システムであり、高精度かつ迅速な分析を可能にします。2023年には、このシステムをブラジルの警察機関に導入するために、現地に子会社を設立しており、すでに複数の警察機関との検証を行ってきました。今回、マットグロッソ州の軍警察とのパートナーシップによって、さらにその検証を進めることとなります。

マットグロッソ州の特性



マットグロッソ州は、ブラジルの中西部に位置し、広大な自然環境と多様な生物が共存しています。しかし、農業や鉱業の進展が原因で森林破壊が進み、治安問題も深刻化しています。この地域では、薬物密輸やその他の犯罪が頻発しており、警察機関は継続的に対策を講じています。したがって、CRIME NABIは、これらの治安問題の改善に寄与することが期待されています。

新たな警察業務の形



今回の検証において使用されるCRIME NABIの一部である『Hotspot Policing Tool』は、犯罪データを分析し、特定の地域での犯罪発生の可能性を予測するためのツールです。このツールを通じて、各警察機関は、犯罪データを元に犯罪の発生しやすい場所を特定し、それに基づいたパトロール計画を立てることができます。このようなデータ駆動型のアプローチにより、警察の効率的な活動が実現するのです。

実績と今後の展望



シンギュラーパータベーションズは過去に、ブラジルのミナス州ベロ・オリゾンテでの実績を持ち、CRIME NABIを用いたパトロール業務で銅線盗難を69%減少させる成功を収めています。今後のマットグロッソ州における検証によって、さらなる安全性の向上とともに、他地域への技術供用が期待されます。

会社概要



株式会社シンギュラーパータベーションズは、東京都千代田区に本社を置く企業で、犯罪予測システムの開発を行っています。代表取締役CEOの梶田真実を中心に、2017年に設立され、テクノロジーを活用した効果的な治安対策を提案しています。公式ウェブサイトはこちらです。

この新たな取り組みが、マットグロッソ州の治安改善につながることが期待されています。シンギュラーパータベーションズの今後の成果に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社Singular Perturbations
住所
東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5FKSフロア
電話番号

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