オイシーズグループ、特定技能2号試験で新たな成功を収める
人気飲食店を運営するオイシーズ株式会社は、外国籍従業員の特定技能2号合格者数が過去最多を記録したことを発表しました。2025年10月に実施されたこの試験には、多くの従業員が挑戦し、見事に合格を果たしたのです。
合格者の背景と意気込み
合格者は4名。その一人、MUHAMMAD ADITYA ISMAILは、日本での長期就業を希望し挑戦しました。「合格できてすごく嬉しいです!」と語り、仕事を通じて日本の文化や食の多様性を体験することを楽しみにしています。彼の学習の中で難しかったのは店舗管理に関する内容だったと明かしました。
LE VO HONG THINHも同じように、家族を呼ぶために長く日本で働くことを目指していました。「支えてくれた会社や仲間に感謝しています。漢字や専門用語が多く難しかったですが、日々の仕事が役に立ったと思います」と話しています。彼のストーリーは、多くの外国籍従業員に勇気を与えていることでしょう。
また、NGUYEN TAI NAMは「今後もっと成長して会社に貢献できるよう努力します」と意気込みを見せており、DUONG TUAN ANHも「商品の品質や労働安全に関する知識を深めたい」と語り、将来的な目標を持っています。彼らの熱い思いが、オイシーズグループの活気をさらに鼓舞しているのです。
特定技能2号とは
特定技能2号は、日本での就業を希望する外国人にとって重要な在留資格です。取得することで在留期間の制限がなくなるほか、家族を呼ぶことも可能になります。2023年からは対象分野が2分野から11分野に拡大され、外食業界従事者も含まれるようになりました。このように、特定技能2号は外国籍従業員にとって更なるキャリアアップの道を開いたといえます。
オイシーズの取り組みとサポート体制
オイシーズでは、外国籍従業員が特定技能2号を取得するための支援を積極的に行っています。資格取得に対する補助金支給や、合格祝い金の進呈、さらに社内チャットを通じたコミュニケーションを強化する取り組みも進めています。12月には新たに特定技能2号試験対策研修も導入し、オン・オフラインで受講可能です。この研修では、接客、飲食物調理、店舗運営、衛生管理の4科目を対象にした授業が行われ、毎月1科目を学ぶ形式です。
外国籍社員の活躍を支えるために、オイシーズはロールモデルの存在や研修動画の導入なども進めています。マネージャーや店長として勤務する外国籍社員が多く、他の同僚にとっても見本となっています。
D&I推進で多様性を尊重した職場環境
オイシーズでは、多様性とインクルージョンの重要性を認識し、全従業員が活躍できる環境を整備しています。「D&I AWARD 2024」では最高位の「べストワークプレイス」にも認定され、DEIB(多様性、受容、公平性、帰属意識)を高める努力が評価されています。これらの取り組みは、従業員一人ひとりが持てる力を発揮し、企業の成長に寄与することを目指しています。
会社についての情報
オイシーズグループは、日本橋 天丼 金子半之助やつけ麺のつじ田、田中そば店など、多彩な飲食ブランドを展開しています。「日本の『おいしい』を世界へ」というビジョンを掲げ、徹底したおいしさの追求に努めています。現在、国内91店舗、海外26店舗を擁しており、今後もさらなる成長が期待されます。
このように、オイシーズグループは外国籍従業員の支援に尽力しながら、品質で日本の「おいしい」を発信し続ける企業として、注目の存在です。