12歳少年の量子力学
2017-07-03 18:58:11
12歳少年が書いた驚異の量子力学教科書!難解な世界を鮮やかに解き明かす
12歳少年が書き上げた量子力学の教科書:難解な世界を鮮やかに解き明かす
2017年7月3日、異色の量子力学教科書『12歳の少年が書いた量子力学の教科書』が発売されました。著者は、当時12歳だった近藤龍一氏。高校生となった現在も、量子力学の研究を続ける彼の驚くべき挑戦と、その内容に迫ります。
量子力学への入り口:独学の軌跡
近藤氏は幼少期から読書好きで知られ、多様な分野に旺盛な知的好奇心を持っていました。9歳で理論物理学の独学を始め、10歳からは数式レベルの理解を目指して物理数学にも挑戦。11歳で自身の著書を執筆したいという思いを抱き、12歳でこの量子力学の教科書を書き上げました。わずか220日で完成させたというこの本は、彼の並外れた才能と努力の結晶と言えるでしょう。
アインシュタインらの論争を分かりやすく解説
本書の最大の特徴は、アインシュタインやボーアといった物理学者たちのエピソードを豊富に取り入れている点です。アインシュタインとボーアの論争や、シュレーディンガーの葛藤など、歴史的な出来事を交えることで、難解な量子力学の世界を身近に感じることができます。単なる理論の羅列ではなく、科学史におけるドラマを織り交ぜることで、読者の理解を深めます。
数式を丁寧に解説:初心者から研究者まで
本書では、量子力学を理解するために必要な数式を丁寧に解説しています。厳密性を保ちつつも、分かりやすい説明で、初心者でも安心して学ぶことができます。一方で、大学生や研究者にとっても、知識を深めるための貴重な資料となるでしょう。
量子力学の成り立ちから最先端まで
本書は、量子力学の歴史を辿る構成となっています。古典物理学の限界から量子力学の誕生、そして現代の量子コンピュータや量子テレポーテーションといった最先端の研究分野まで、その発展を網羅的に解説。量子力学がなぜ必要なのか、どのような応用が期待されているのかを、背景や事例とともに理解できるようになっています。
著者の驚異的な読書量と執筆スタイル
近藤氏は年間3000冊もの本を読み、多様な分野に精通しています。しかし、彼は知識をひけらかすことはなく、平易な言葉で分かりやすく解説しています。さらに、PCが苦手な彼は、本書を手書きで執筆。その原稿を自ら出版社に持ち込み、出版にこぎつけました。彼の情熱と努力は、多くの人々に感動を与えています。
本書の構成:歴史を辿る構成
本書は、物理学の歴史をたどりながら量子力学へと至る構成となっています。各章は、以下の通りです。
第1章:万物の根源(古代哲学から古典力学まで)
第2章:前期量子論(古典力学の限界と量子論の始まり)
第3章:数学的定式化(行列力学と波動力学)
第4章:内在的矛盾と解釈問題(量子力学の解釈をめぐる論争)
第5章:量子力学の先へ(超ひも理論など)
第6章:近未来的応用(量子コンピュータ、量子テレポーテーションなど)
まとめ:未来を担う若き天才の挑戦
近藤龍一氏の『12歳の少年が書いた量子力学の教科書』は、単なる教科書ではありません。12歳という若さで難解な量子力学を理解し、その知識を分かりやすく伝えようとした彼の情熱と努力、そして未来への希望が凝縮された一冊です。この本を通じて、多くの人々が量子力学の世界に触れ、科学への興味関心を深めることを期待したいです。
会社情報
- 会社名
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有限会社ベレ出版
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- 東京都新宿区岩戸町12レベッカビル
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03-5225-4790