横浜市教育委員会は、子どもたちの読書機会充実に向け、株式会社ポプラ社と連携協定を締結し、読み放題型電子図書館『Yomokka!』の試行導入を発表しました。
2024年7月より、横浜市内の過大規模校9校で『Yomokka!』が導入され、約10,000人の児童生徒が、38社4,300冊以上の電子書籍にアクセスできるようになります。
横浜市が『Yomokka!』導入を決めた背景には、近年、学校図書館のスペース不足や、学級数増加による読書時間の確保が課題となっている現状があります。
『Yomokka!』は、これらの課題解決に役立つと考えられています。
『Yomokka!』導入によるメリット
学校図書館の蔵書数を増やし、子どもたちの多様な興味に応えられる。
物理的なスペースの制約を受けずに、蔵書を拡充できる。
同じ本を同時に複数人が読めるため、授業での活用や、朝の読書タイムなど、さまざまな場面で活用できる。
読書バリアフリーを実現し、文字の大きさや色、背景の色を変更したり、音声で内容を聴いたりすることができる。
横浜市教育委員会は、『Yomokka!』導入を通じて、子どもたちの読書環境を充実させ、読書習慣の定着を目指しています。
今回の試行導入は、電子書籍サービスの有効性や課題を検証する貴重な機会となります。今後の展開が注目されます。