金融機関の内部監査を見つめ直す、第二回懇談会が開催
金融機関の内部監査を見つめ直す、第二回懇談会が開催
2023年2月19日、金融庁が主催する「金融機関の内部監査高度化に関する懇談会」の第2回が開催されました。この懇談会は、金融機関における内部監査の重要性を再認識するとともに、その質の向上を図るための議論が深められる貴重な場となりました。
開会と事務局からの説明
懇談会は13時30分からスタートし、まずは事務局からの詳細な説明が行われました。ここでは、内部監査の現状や課題、そして金融庁が目指す方向性が示されました。金融の透明性を確保し、信頼性の高い業務運営を促進するためには、内部監査が極めて重要であるとの認識が強調されました。
各協会からの説明
その後、訪れた関係各団体が自らの視点から内部監査の実情を報告しました。中でも、日本内部監査協会からは、国内外の最新の監査手法やリスク管理手法について紹介され、参加者から多くの関心を集めました。これにより、参加者は具体的な改善策について考えるための新たなヒントを得ることができました。
質疑応答セッション
質疑応答の時間では、参加者からの疑問や意見が活発に交わされました。「内部監査の独立性をどう確保するか?」や「実施する際の業界特有の課題について」など、さまざまな角度から意見が飛び交いました。これに対して講演者たちは、実績に基づく具体的なアプローチや成功事例を交えながら回答を行い、質の高い議論を展開しました。
まとめ
閉会に向けて、全体を通した意見や提案が整理され、今後の進め方に関する方向性が確認されました。議論は次回の活動の起点となるものであり、参加者はこの懇談会を通じて得た知見を各自の組織に持ち帰ることとなります。金融機関の内部監査の質をさらに高めるため、各団体が連携し、情報交換やノウハウの共有を積極的に行うことが期待されています。これからも内部監査の高度化に向けた取り組みは続いていくことでしょう。金融庁の今後の動向にも注目が集まります。