「TULIP」販売開始
2023-03-07 10:00:02
スマートスケープ、製造現場DXプラットフォーム「TULIP」販売開始 T Projectと業務提携
スマートスケープ株式会社は、製造業向けDXプラットフォーム「TULIP」の販売代理店契約を締結したと発表しました。業務提携先は、TULIPを提供するT Projectです。
スマートスケープは、3Dデータ技術を活用したソフトウェア開発・提供で知られており、今回の提携により、自社ソフトウェアとTULIPを組み合わせたソリューションを提供することで、製造業の業務効率化を支援します。
「TULIP」は、プログラミング知識がなくても、現場担当者が簡単にアプリケーションを作成できる点が大きな特徴です。作業手順書や品質管理、機器モニタリングなど、多様な機能を持つアプリケーションを構築し、紙の資料のデジタル化、生産データの可視化、工程改善などを実現します。既存システムとの連携も可能なため、現場主体のデジタル化推進に最適です。
さらに、スマートスケープはTULIPが収集するデータを利用し、デジタルツイン環境での組み立て作業のタスクシミュレーション事業にも着手します。生産計画の最適化、作業者の生産性・安全性の向上、リスクとコストの削減といった効果が期待されます。
製造現場では、作業者の熟練度による品質のばらつき、作業ミス、新任担当者への教育、生産データの収集・モニタリングなど、多くの課題を抱えています。TULIPはこれらの課題をデジタル化によって解決し、生産性向上に貢献します。
T Projectは、TULIPを通じて日本の産業発展に貢献することを目指しています。2020年設立の若い企業ながら、MIT Media Lab出身のエンジニアが設立した米Tulip Interfaces社の製品を日本市場に展開しています。
スマートスケープは、「誰もが簡単に情報にアクセスし、理解できる世界」を目指し、分かりづらいものを分かりやすくするIT技術を提供しています。今回のTULIPの販売開始は、同社の企業理念を体現する取り組みと言えます。
両社の協業により、製造業におけるDX化が加速し、日本の産業競争力の強化が期待されます。スマートスケープとT Projectの今後の展開に注目が集まります。
【スマートスケープ株式会社】
設立:2003年2月18日
所在地:東京都港区港南1-8-40 A-PLACE品川8F
資本金:3,500万円
事業内容:情報通信関連技術の研究開発、受託開発、販売、コンサルタント業務
【株式会社T Project】
設立:2020年9月1日
所在地:東京都江東区枝川3丁目1番4号 DMG MORI 東京デジタルイノベーションセンタ
資本金:1,000万円
事業内容:製造業向けプラットフォームサービスの提供
会社情報
- 会社名
-
株式会社T Project
- 住所
- 東京都江東区枝川DMG MORI 東京デジタルイノベーションセンタ
- 電話番号
-