世界のシェフが贈る新しい料理の冒険！フードペアリング大全発売

料理の新たな世界を探求する『フードペアリング大全』の魅力

2025年7月、株式会社グラフィック社から発売される『普及版香りで料理を科学するフードペアリング大全』。この書籍は、世界のトップシェフたちがどのように食材を組み合わせ、驚くような味わいを生み出しているのかを探る一冊です。約1000種の食材を基に、新しいペアリングの概念を科学的視点から解説します。

魅惑のペアリング：キウイと牡蠣

この書籍の中でも特に注目されるのは、キウイと牡蠣の意外な組み合わせです。草や海の香りが融合したこのペアリングがどのように美味しさを生むのか、背後にある科学的な理由を解説します。ニューロ・ガストロノミーの観点から、私たちの脳がどのように風味を認識し、食材同士の相性を判断するのかを掘り下げ、実際のレシピ創作につながります。

フードペアリングの基礎

本書では、フードペアリングの重要性やその仕組みについても詳しく述べています。食材が持つアロマを分子レベルで分析し、どのようにしてそれらの風味が互いに調和するのかを明らかにします。また、キーアロマや嗅覚と味覚の関係についての章もあり、料理の科学に興味を持つ人々にとって、非常に魅力的な内容です。

著者陣の紹介

本書の著者は、フードペアリングの共同創業者であるベルナール・ラウース氏、ピーター・クーカイト氏、ヨハン・ランゲンビック氏の3名です。彼らはそれぞれ異なるバックグラウンドを持ち、食品業界での豊富な経験を活かしてこの書籍を執筆しました。また、監修を務めるのは、宮城大学の石川伸一教授。食品学や調理学の専門家として、科学とアートが交差する食の世界を探究しています。