長坂真護が描くサステナブルな未来
美術家の長坂真護と株式会社アセンブルポイントが共同で取り組む「ガーナプロジェクト」が注目を集めています。このプロジェクトは、フィリピンでの電気自動車(EV)組立技術の研修を経て、ガーナにてEVミニバス『Smart BUS』の導入を実現することを目的としています。
ガーナプロジェクトとは
このプロジェクトでは、アセンブルポイントがフィリピンで製造するEVミニバスと、アフリカ・ガーナにあるMAGO MOTORS Ltd.(長坂真護が設立)の協力により、ガーナ人のカーエンジニア4名が電気自動車組立の技術を習得しました。この技術を活かし、MAGO MOTORS JAPANがガーナ国内で『Smart BUS』の導入を進め、2030年を目標に1万人の雇用創出を目指すものです。
EVミニバス『Smart BUS』の特徴
『Smart BUS』は、スワッパブル式のバッテリーを採用し、電気チャージステーションに依存せずに運行できることが特長です。これにより、環境に配慮した移動手段を提供し、設置が困難なエリアでも利用可能です。フィリピンをはじめとする東南アジア地域での導入が進んでおり、その利便性と環境意識から需要が高まっています。
アセンブルポイントの理念
アセンブルポイントは「未来ではなく、'今'必要とされる電気自動車を創る」という理念のもとで、ミニバスの設計から製造まで一貫して自社で行っています。また、BRAND BY JAPAN, MADE IN PHILIPPINESを掲げており、ASEAN諸国、中東、アフリカ市場への事業展開を図っています。これにより、地域のニーズに即した電動モビリティの提供が可能となっています。
MAGO MOTORS JAPANの取り組み
長坂真護が代表を務めるMAGO MOTORS JAPANは、サステナブル・キャピタリズムを事業コンセプトに掲げており、経済活動を通じて社会課題の解決を目指しています。ガーナのスラム街アグボグブロシーでの活動を基に、リサイクル事業や農業の展開に注力し、環境問題の改善と経済の回復を図っています。
協力による新たな雇用の創出
長坂真護は、「2030年までにガーナで1万人の雇用を創出し、スラムを無くす」ことを目標にしており、その一環としてアセンブルポイントとのコラボレーションを実現しました。EVバスのシンプルな組立技術は、ガーナの現地でも容易に導入でき、すぐに新たな雇用を生む可能性が高いといいます。
また、アセンブルポイントの代表取締役社長、宮下崇氏は「手作りで仕上げられる車は少なく、『Smart BUS』はその特性から受け入れられやすいだろう」と語り、今回のプロジェクトに期待を寄せています。
未来に向けた一歩
「ガーナプロジェクト」の成功が、ガーナにおけるEVバスの普及と快適でサステナブルな生活の実現に繋がることを目指して、今後の活動に注目が集まります。この取り組みが、他の地域でも参考にされることで、持続可能な社会の実現への道が開かれるでしょう。
詳細情報
さらに具体的な活動内容については、
こちらのインタビュー動画をご覧ください。
アセンブルポイントの公式情報
各社の紹介
株式会社アセンブルポイント
本社: 東京都港区高輪1丁目20-15
設立: 2010年4月19日
事業内容: 電気自動車の開発・製造・販売
公式HP:
Website
MAGO MOTORS JAPAN株式会社
本社: 東京都港区芝3丁目31-2 芝シティビル
設立: 2022年9月1日
事業内容: 電動モビリティ関連事業
公式HP:
Website