サラヤ株式会社が透析装置用洗浄剤を新発売
2025年6月25日(水)、サラヤ株式会社(本社:大阪)が透析装置専用の過酢酸系洗浄除菌剤「サラティブPA-V」を発売します。この製品は、医療器具の洗浄や消毒、滅菌の分野で培われたサラヤの技術を活かし、透析装置やその配管の衛生状態を保つために特化した洗浄剤です。
サラティブPA-Vの主な特徴
「サラティブPA-V」はその名の通り、過酢酸系を基にした製品であり、高希釈倍率で短時間内に微生物や有機物の汚染物質に効果を発揮します。また、透析装置やその配管内で発生するバイオフィルムの抑制や除去にも貢献します。このため、透析治療において高い衛生基準を維持できる点が大きな魅力です。
特に、炭酸カルシウムスケールを強力に除去する性能により、配管の詰まりを予防することも可能です。これにより、透析装置の動作をスムーズに保つ助けとなり、医療従事者が安心して使用できる環境を整えます。
安全性への配慮
最近では、酸系洗浄剤と塩素系洗浄剤の誤投与による塩素ガスの発生が問題となっています。このため「サラティブPA-V」は、そのパッケージデザインに工夫を凝らし、間違って他の洗浄剤と取り違えないよう配慮されています。使用時や保管時の安全性を最優先に考えることで、医療現場においても安心して利用できる製品となっています。
環境にも配慮した製品設計
また、サラヤは環境への負担を軽減する努力も行っており、新たな減容容器を採用しています。この容器は、プラスチックに包まれた紙製の段ボールであり、使用後には簡単に減容できるため、廃棄の際のゴミを減らすことができます。このように、環境に配慮した設計がなされている点も、サラティブPA-Vの特長の一つです。
透析施設における感染対策
サラヤは、医療従事者と患者様の安全を守るため、透析装置専用の洗浄除菌剤に加え、手指衛生用品や環境用の除菌クロス、個人防護具、針捨てBOXなど、透析施設が求める感染対策製品を多岐にわたって揃えています。
まとめ
新発売される「サラティブPA-V」は、透析治療に必要な高い衛生環境を提供するために設計されています。その高い除菌性能、安全設計、環境への配慮が一体となり、医療現場での安心感をもたらすことでしょう。さらに詳しい情報は、製品情報ページ(
こちら)をご覧ください。