AIと心理学の融合がもたらすサイバーセキュリティの新展開

AIと心理学の融合がもたらすサイバーセキュリティの新展開



2025年9月、AIサイバーセキュリティプラットフォームを提供するAironWorks株式会社が、一般社団法人日本セキュリティ心理学会に正式に加盟しました。ここでは加盟に至る背景や、今後の施策について詳しく見ていきます。

加盟の背景


近年、サイバーセキュリティ調査によれば、情報漏洩の約90%が人的要因に起因するとされています。高度な技術的な防御策が整っていても、心理的な脆弱性が問題視されています。AironWorksはこの課題に取り組むため、イスラエル国防軍特殊部隊出身のホワイトハッカーおよびAI技術を活用した訓練プラットフォームを開発しました。

一般社団法人日本セキュリティ心理学会について


この学会は、セキュリティの課題を心理学的な観点から研究し、社会の安全を促進することを目的とした団体です。セキュリティにおける人的要因の重要性を理解し、心理学的アプローチを通じて脅威対策を進めています。

加盟後の取り組み


AironWorksは、加盟を契機に3つの主要な分野における研究開発を強化します。具体的には以下の通りです。

1. 心理学的脆弱性の解析
標的型攻撃による人間の認知バイアスや判断ミスのメカニズムを明らかにし、ソーシャルエンジニアリングに対する抵抗力を高める手法を研究します。

2. 個人特性を考慮した訓練の高度化
心理学的プロファイリングを通じて個人別にリスク評価を行い、パーソナリティ特性に基づいた最適な教育プログラムを設計します。

3. 組織心理学を活用したセキュリティ文化の醸成
チームの動きやセキュリティ行動の相関関係を分析し、心理的な安全性にフォーカスしたセキュリティ報告の促進を目指します。

今後の展望


AI技術が進化する中で、人的脆弱性を狙うサイバー攻撃も増加の一途を辿っています。AironWorksは、心理学の知見を活かしたソリューションの開発に注力し、同学会で得た知識を自社プラットフォームに反映させることで、人的要因によるセキュリティインシデントの大幅な減少を狙います。

AironWorksのサービス概要


AironWorksは、世界的に優秀なホワイトハッカーやエンジニアが開発したAIサイバーセキュリティプラットフォームを提供しています。スピアフィッシングやビジネスメール詐欺、ランサムウェアなど、人的脆弱性を狙った脅威に迅速に対応するため、メールの多層防御や脅威インテリジェンスの統合を図っています。
その使命は「Enhancing Teams with AI」であり、AI技術を駆使してチームや個人を支援し、より良い社会の構築に貢献しています。

会社情報


  • - 会社名: AironWorks株式会社
  • - 代表者: 寺田 彼日
  • - 所在地: 東京都港区虎ノ門1-10-5
  • - 創業: 2021年8月
  • - 事業内容: サイバーセキュリティサービスの企画や設計、開発、管理、教育などを行っています。

このような取り組みを通じて、AironWorksはサイバーセキュリティ分野において、人間の心理に基づいた新しいソリューションの提供を目指していきます。

会社情報

会社名
AironWorks株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-10-5
電話番号

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