金沢工大の新プログラム
2026-06-04 13:53:16

金沢工業大学がスタートアップ創出を加速するTeSHプログラム

金沢工業大学がスタートアップ創出を加速するTeSHプログラム



金沢工業大学(石川県野々市市)が展開するスタートアップ創出支援プログラム「Tech Startup HOKURIKU(TeSH)」は、北陸地域における革新的技術の社会実装を促進しています。このプログラムは、応用研究からスタートアップの実現までを一貫して支援するもので、ターゲットとなる分野は医療、バイオ、エネルギーです。

TeSHプログラムの概要



TeSHは、北陸先端科学技術大学院大学と金沢大学を主体とし、他の大学や高専と連携しています。北陸地域の発展に寄与するスタートアップの創出を目指し、質の高い研究と教育環境を整備しています。プログラムは、以下の2つのステップで構成されており、それぞれが明確な目的を持っています。

  • - ステップ1:応用研究
研究成果の商業化に向けた第一歩で、基礎研究の成果をビジネスとして評価可能な段階まで引き上げることを目的としています。

  • - ステップ2:概念実証(PoC)・スタートアップ組成
具体的なビジネスモデルの検証と実証を行い、起業に向けた準備を進めます。この段階では、実証結果をもとに投資の検討も行います。

採択された研究テーマ



TeSHプログラムにおいて、金沢工業大学から採択された3つのプロジェクトは以下の通りです。すべてが社会課題に挑むものであり、各教授が切り開く未来への道筋が期待されています。

1. 金道敏樹 教授(情報理工学部)
課題名:病理診断支援システムADVISEの事業化

このプロジェクトは、病理医不足という深刻な問題に対処するため、診断時間を大幅に短縮する支援システムを開発します。このシステムを導入することで、医療現場の効率が格段に向上し、診断事故のリスクも低減されることが期待されています。

2. 小田 忍 教授(バイオ・化学部)
課題名:界面バイオプロセスによる多宿主型バイオファウンドリの社会実装

脂溶性化学品の生産を行うスタートアップを設立し、環境に優しい製造方法を導入します。世界初のバイオプロセス技術を駆使したこのステップは、化粧品や健康食品などの業界に革命をもたらす可能性があります。

3. 藤田萩乃 准教授(工学部)
課題名:マイクロ波用楕円型チャンバの置き換えビジネスの提案

マイクロ波を用いた加工技術の効率化を促進するため、新たな加熱技術を開発します。これにより産業の革新を促し、省エネルギー化にも寄与することが期待されています。

今後の展望



金沢工業大学は、TeSHプログラムを通して、研究成果を社会の役に立てることに注力し、新たな産業の創出を目指しています。これにより、地域経済の活性化と共に、国際競争力を高めるための持続可能なエコシステムの構築を進めていく正念場に立っています。スタートアップが抱える課題を共に解決し、新たな可能性を生み出す場としての役割を果たすことで、学生や研究者が未来を切り開く力になることを期待しています。


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