円安は経営者にとって脅威? 500人のアンケート結果が明らかに!
小谷野税理士法人(東京都渋谷区代々木)が実施した「為替(円安)に関するアンケート調査」の結果が発表されました。本調査は、企業経営者500人を対象に、円安に対する意識や経営への影響について調査したものです。
今回のアンケート調査では、円安に対する経営者の意識、将来の為替レートの予想、価格転嫁の状況などが明らかになりました。
130円台で円安と感じる回答が最多!
アンケートでは、1ドル何円から円安と感じるかという質問に対し、最も多かった回答は「130円台」でした。これは、現在の為替レートが140円台後半であることを考えると、多くの経営者が円安を実感していることがわかります。
2024年末の為替レート予想は?
2024年末の為替レート(ドル円)の予想については、146円~160円という回答が最も多く、現状維持もしくはさらなる円安を予想する企業経営者が多いことがわかりました。一方で、1年前の130円台に戻るという予想をした経営者はわずか45人でした。
円安はプラス?マイナス?
円安は経営にとってプラスに働くのか、それともマイナスに働くのかという質問に対しては、半数以上の経営者が「マイナス」と回答しました。円安による物価高や賃金上昇が経営を圧迫している現状が見て取れます。
円安に対する価格転嫁は進んでいない
円安によるコスト上昇に対して、価格転嫁を進めている企業は少ないという結果になりました。経営者は、価格転嫁を進められない状況に苦慮しているようです。
イノベーションによる生産性向上が課題に
今回のアンケート調査では、円安による物価高や賃金上昇に加え、イノベーションによる生産性向上が経営課題として浮上しました。企業は、円安という厳しい状況下で、どのようにコスト削減を行い、収益を確保していくのか、その方法を探し求めているようです。
小谷野税理士法人の紹介
小谷野税理士法人は、東京都渋谷区代々木に拠点を置く総合会計事務所です。設立以来、企業オーナー向けの資産管理、事業承継対策業務に実績を持ち、公認会計士が複数在籍するチームにより、M&A業務やIPO準備業務にも対応しています。
小規模事業者から上場企業まで、幅広い企業のニーズに対応できる体制を整えており、会社設立、顧問税理士、補助金などの相談にも対応しています。
まとめ
今回のアンケート調査の結果は、円安が企業経営に大きな影響を与えていることを示唆しています。経営者は、円安という厳しい状況下で、コスト削減、価格転嫁、生産性向上など、様々な課題に取り組む必要があると言えるでしょう。