JTG証券、欧州株新規取扱い開始
2025年10月6日、JTG証券(正式名称:Jトラストグローバル証券株式会社)は、新たに欧州株の取り扱いを開始します。この決定は、国際情勢の変化や欧州経済の回復基調を背景にしたものです。特に、経済規模や国際競争力に優れたドイツやフランスの主要取引所に上場している株が対象となります。
欧州経済の回復基調
現在、欧州経済はECB(欧州中央銀行)による利下げ政策や賃上げの進展に支えられ、ドイツなど各国での安全保障体制の再構築や経済競争力の強化を図るための財政拡張が行われています。それにより、企業活動が活発化し、投資環境の整備も進んでいるため、欧州企業への注目が高まっています。
さらに、ロシアとウクライナの情勢は依然として緊迫しているものの、米国のトランプ政権が和平への道を模索していることから、国際的にも平和への期待感が高まっています。こうした流れの中で、JTG証券は欧州株を運用資産として取り入れることで、国際分散投資の機会を提供すると考えています。
業界最低水準の手数料
JTG証券は、欧州株式の取り扱いにおいて業界最低水準の国内委託手数料を設定しています。このことにより、コスト面でも効率的な資産運用が可能となり、顧客の投資成果を最大化するサポートを行います。
具体的な手数料体系は以下の通りです:
- - 約定金額100万円以下:0.825%
- - 約定金額100万円超~300万円以下:0.77% + 550円
- - 約定金額300万円超~500万円以下:0.66% + 3,850円
このように、投資家にとって魅力的な条件が整備されています。さらに、現地市場での取引も可能で、株式の売買はフランクフルト証券取引所やユーロネクスト・パリ証券取引所で行われ、取引の立会時間は日本時間で17:00から翌1:30、注文受付は9:00から15:00までです。
新たな取扱い銘柄
取り扱う銘柄一覧は以下のとおりです:
ドイツ(フランクフルト証券取引所)
- - SAP
- - フォルクスワーゲン
- - ラインメタル
- - BMW
- - ハイデルベルグ・マテリアルズ
フランス(ユーロネクスト・パリ証券取引所)
- - LVMH
- - エアバス
- - トタルエナジーズ
- - クリスチャン・ディオール
- - ヴァンシ
- - エンジー
JTG証券のビジョン
JTG証券は、創業から60年以上の歴史を持ち、2022年には新たな体制で再スタートを切りました。「お客様の信頼に応える」という理念のもと、金融機関として持続的に社会に貢献することを目指しています。また、世界経済の動向を見据えた投資商品の取り扱いを通じて、多様な投資先を提供し続けます。
最後に
JTG証券の欧州株の取り扱い開始は、顧客に貴重な資産運用の選択肢を与えるだけではなく、欧州経済の成長を背景に、投資機会の拡大を図る重要なステップです。今後の動きに注目が集まります。