福岡県大野城市、子育てのデジタル化を推進
福岡県大野城市が、母子モ株式会社の『子育てDX』を導入し、乳幼児健診サービスと小児予防接種サービスを開始しました。これにより、保護者が健診や予防接種に関する手続きをスマートフォンで行えるようになり、利便性が大幅に向上します。
【子育てDXの導入背景】
大野城市は、すべての子どもと若者が夢や希望を持ち、幸福な生活を送ることを目指しています。この理念に基づき、地域全体で子育て家庭を支援する取り組みが進められています。特に、母子保健の負担軽減と住民サービスの効率化を目指して、子育て関連事業のデジタル化を推進しています。
2023年12月からは、母子手帳アプリ『母子モ』を『おおのじょう子育てナビ』として提供し、オンライン予約サービスなどの新機能も追加されます。このように、地域が一体となって支える子育て環境の整備が行われています。
【デジタル化の利点】
導入された『乳幼児健診サービス』と『小児予防接種サービス』では、問診票や予診票をアプリで簡単に記入・提出でき、健診結果や接種結果もアプリ上で確認可能です。これにより、保護者は手続きの手間や待機時間を大幅に削減できるようになります。
更に、データは医療機関と自治体の間で迅速に共有され、自治体は保護者や子どもの健康状況を迅速に把握可能です。これは、子育て世帯への切れ目のない支援にもつながります。
【将来的な展望】
母子モ株式会社は2030年までに、妊娠から子育てまでの手続きをデジタル化し、保護者、自治体、医療機関間の負担を軽減することを継続的に目指しています。『子育てDX』を通じて、安心で便利な子育て環境の創造が期待されています。
大野城市の取り組みは、地域全体の子育て力向上を目指す試みとして、高く評価されています。今後もデジタル技術の活用を通じて、より良い子育て環境が提供されていくことでしょう。地域の皆さんも、ぜひこの新しいサービスを活用して、充実した子育て生活を送っていただきたいと思います。