イトーキと経産省
2024-10-18 18:56:53

イトーキ、経済産業省と連携しオフィスデータ分析サービスを導入

イトーキ、経済産業省ヘルスケアユニットに「Data Trekking」を導入



株式会社イトーキが提供するオフィスデータ分析サービス「Data Trekking(データトレッキング)」が、経済産業省ヘルスケアユニットで導入され、その具体的な事例が公開されました。このサービスは、2024年2月から本格的に利用が始まり、特に健康経営に対する取り組みの一環として期待されていました。今回の導入によって、職員の健康状態や生産性がどのように影響を受けるかというデータを分析し、その結果が注目されています。

「Data Trekking」とは?



「Data Trekking」は、オフィスのデータ分析を行うサービスで、オフィス構築や運用のサポートを目的としています。位置情報や予約情報を活用し、働く環境の利用状況や職員の活動をデジタルで可視化。さらに、個人や組織のパフォーマンスを把握するためのデータも集めており、これらの情報をもとにオフィス環境の質を評価し、改善策を見出すことができます。

導入の背景



経済産業省ヘルスケアユニットは、健康に関する産業の創出を推進しており、2023年12月にオフィス移転を行いました。このタイミングでの「Data Trekking」の導入は、ワークプレイスの刷新によって職員の健康やパフォーマンスに与える影響を実証するためのデータに基づく検証への強い関心から来ています。

分析の内容と結果



移転前後に「Data Trekking」を使用し、職員のスペース稼働データと組織サーベイデータを用いてオフィス環境の変化を評価しました。新しいオフィスでは、フリーアドレスを導入し、会議室や休憩スペースの充実が図られました。

移転前の調査では、職員の能力発揮度を示すパフォーマンススコアは全国平均を上回っていましたが、健康に影響を及ぼすロコモスコアには課題が見られました。その後、移転が行われると職員のパフォーマンススコアが改善し、「快適性」「清潔さ」「休憩」の新たなオフィス設計がその向上に寄与していることが明らかになりました。

特に立ち会議スペースの利用が職員の健康意識や身体活動に対する理解を深める結果にもつながり、健康管理に積極的な職員ほどそのスペースを利用する傾向が強いことが観察されました。また、ヘルスケアユニット内の部門別データでは、健康経営推進業務を担う部門の職員が最も効率的にこのスペースを活用していることが確認されています。

まとめ



イトーキの「Data Trekking」は、今後も様々な企業の働き方の改革や人的資本経営を支援する重要なサービスとなるでしょう。経済産業省との協力事例は、企業がデータを活用してどのように職員の健康や生産性を向上させるかを示す良い例となりました。新たなワークプレイスの環境整備が、働く人々の健康へどのように寄与するのか、今後の動向から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社イトーキ
住所
東京都中央区日本橋2-5-1
電話番号

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