リサイクルの新しい形
2024-08-23 11:20:44

三菱食品ダイヤモンドフェア2024で紹介されたリサイクル事業の取り組み

2024年、三菱食品ダイヤモンドフェアで注目を浴びたのが、三菱食品株式会社とマツダ株式会社の共同取り組みです。この取り組みは、環境への配慮から生まれたプラスチックの循環リサイクルに焦点を当てています。三菱食品は東京都文京区に本社を置き、食品業界で名を馳せる企業ですが、最近では持続可能な社会の実現にも力を入れています。

このプロジェクトでは、まず三菱食品の物流センターから使用後のストレッチフィルムを回収し、それを兵庫県尼崎市にあるマツダの尼崎プラスチックファクトリーでリサイクルします。ここで生まれたリサイクル原料は、再加工され、新たなリサイクルゴミ袋として再び三菱食品へ供給されます。この循環プロセスは、プラスチック廃棄物の削減に寄与するもので、実際に2024年のダイヤモンドフェア当日の会場でも、リサイクルゴミ袋が利用されました。

リサイクルフローは明確で、使用済みフィルムがどのようにリサイクルされ、新製品へと変わるのかを示す図も展示されていました。このプロセスを通じて、三菱食品とマツダは一貫したリサイクルループを構築し、持続可能なビジネスモデルの模範となることを目指しています。さらに、この取り組みによって生成されたエコフクロウというゴミ袋は、低密度ポリエチレンから製造され、用途は非食品用のゴミ袋に使用されます。容量は、70Lと90Lの2種類が展開されています。

このような取り組みが評価され、マツダ株式会社の代表取締役である松田禎一氏は、「廃棄物を有価物に変えることを第一に考えています。捨てるをなくし、リサイクルによる新たな価値を創出していきます」と述べており、企業としての強い意志が感じられます。

マツダは廃棄物マネジメント事業を中心に、再生可能エネルギー事業や古紙の回収加工など多岐にわたる事業を展開しており、環境問題への取り組みを強化しています。そのため、今後もより多くの企業が彼らのように持続可能な開発目標に向けて動き出すことが期待されます。

このような最新のリサイクルプロジェクトは、環境意識が高まる現代において、企業が社会貢献を果たす一つの方法とも言えるでしょう。三菱食品とマツダの取り組みが、新たなリサイクルのスタンダードとなることを願います。


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会社情報

会社名
マツダ株式会社
住所
兵庫県神戸市東灘区住吉浜町17-8
電話番号
078-851-2213

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