横浜みなとみらいのエンタメ経済圏を可視化!産学官連携で新たな発展へ
横浜みなとみらい地区は、大型音楽施設が集積し、MICEや観光客、エンタメ目的の来街者でにぎわう、まさにエンタメの聖地と言えるでしょう。しかし、多様なニーズや行動データを客観的に示すことは、これまで容易ではありませんでした。
そこで、エンタメスタートアップ企業のDATTARUJIN株式会社、横浜市立大学、横浜未来機構の3者は、それぞれの強みを活かし、「みなとみらいエンタメ経済圏可視化コンソーシアム」を設立しました。
データ分析でエンタメと地域経済の関係性を明らかに
コンソーシアムでは、スマートフォンから得られるGPS位置情報や各種ペイメントサービスのデータなどを活用し、イベント参加者の属性や移動、消費行動などを分析します。これにより、イベント開催が地域経済や来街者の滞在時間に与える影響を可視化し、より効果的なイベント運営や地域活性化につなげることが期待されます。
将来的には人流と消費の関係性を科学的に解明
将来的には、人流データと消費データの紐づけにより、人流と消費の関係性を科学的に明らかにし、横浜におけるイベント開催が地域にとっても実りのあるものとなるよう、実証実験を続けながら、関係者と共に新たなイベント開催の形を模索していく予定です。
横浜市立大学、横浜未来機構との連携
横浜市立大学は、国際都市・横浜における教育・研究・医療の拠点として、社会の発展に貢献しています。国際教養学部 観光マネジメント研究室(有馬貴之ゼミ)は、人流/消費データ分析の専門性を持ち、コンソーシアムに参画しています。
横浜未来機構は、企業・大学・スタートアップなど、多様な会員が参画し、産学公民連携で横浜からイノベーションの創出を推進しています。コンソーシアムの活動は、「みなとみらいエンタメ経済圏可視化プロジェクト」として認定され、支援を受けています。
DATTARUJIN株式会社
DATTARUJIN株式会社は、2022年設立のエンタメスタートアップ企業です。社会課題解決型エンタテインメントの企画提案、音楽・映像・音声コンテンツ制作、リアルワールドメタバースの探求など、多岐にわたる事業を展開しています。
みなとみらいエンタメ経済圏の未来
この産学官連携による取り組みは、横浜みなとみらいのエンタメ経済圏を活性化し、地域経済の発展に大きく貢献することが期待されます。今後も、データ分析や実証実験を通じて、エンタメと地域経済の新たな関係性を築き、より魅力的な街づくりを進めていく予定です。