防潮鉄扉操作訓練について
近年、台風や大雨による洪水、高潮が深刻な問題となっています。これに対処するため、大阪市では防潮鉄扉の操作訓練を毎年実施しています。この訓練は、沿川地域を守るために必要不可欠なものであり、地域を浸水被害から守るための重要な一歩です。
訓練の目的と背景
この訓練の主な目的は、洪水や高潮が襲来した際に迅速かつ適切に防潮鉄扉を開閉する能力を向上させることです。訓練は、大阪府、兵庫県、大阪市、尼崎市、さらには国土交通省近畿地方整備局や警察など、28の機関から約600名が参加します。
昨年も多くの地域で大雨による被害が見られましたが、その教訓を踏まえて、今年も万全の準備が求められています。防潮鉄扉操作訓練は、単なる訓練ではなく、地域住民の安全を確保するための重要な備えとなるのです。
訓練の概要
日時: 令和7年7月5日(土曜日) 22:30から訓練本部を開設し、7月6日(日曜日)3:00に訓練本部を解散します。
通行止め: 訓練に伴い、7月6日(日曜日)午前1時から2時30分までの間、国道2号、国道43号の一部や周辺道路が全面通行止めとなります。この期間中は関係機関による交通規制が行われます。
訓練場所: 防潮扉は淀川、神崎川、左門殿川など17箇所で設置されており、特に危険度の高い地域に重点が置かれます。
交通規制について
訓練中は国道2号や国道43号などで一時的に通行止めが行われ、交通案内標識が設置されます。運転者にはご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
その他の注意点
また、阪神なんば線、阪急神戸線においても訓練が行われますが、これは最終電車通過後に実施されます。加えて、現地における水防活動が必要となった場合(例えば大雨警報や洪水警報が発表された場合)には、訓練が中止されることがあります。
中止の際は、7月5日(土曜日)午後9時までに大阪府西大阪治水事務所のホームページでお知らせします。
安全で安心できる生活環境を提供するため、地域全体での防災意識を高め、このような訓練を通じて力を合わせていくことが重要です。これからも地域の安全を守るために、様々な取り組みを継続してまいります。
お問い合わせ先
防潮鉄扉操作訓練に関するお問い合わせは、大阪府都市整備部河川室河川整備課計画グループまでお願いします。
多くの方々のご理解とご協力に感謝申し上げます。これからも共に地域を守っていきましょう。