ミスミグループ、ベトナムでのサービスを開始
株式会社ミスミグループ本社は、2025年9月1日よりベトナム市場向けにアルミフレーム筐体設計ソフト「MISUMI FRAMES」のサービスを開始することを発表しました。このサービスは、アジアを中心に展開する中で、ベトナムが7カ国目の導入先となります。特に、エコノミーシリーズを中心に据えた低価格帯の展開が計画されており、現地企業のニーズを反映した内容となることが期待されています。
提供されるサービスの特徴
MISUMI FRAMESは、マウス操作で簡単にアルミフレームを設計・発注できる便利なソフトウェアです。これにより、従来のCADを使用した方法では難しかった時間と手間を大幅に削減することが可能になります。具体的には、設計から発注までの時間を最大90%削減できます。
掲載されている特徴としては、以下の点が挙げられます:
- - CADデータのダウンロードやインポートが不要
- - フレーム組み立てに必要な部品が自動選定・配置
- - 設計変更に応じた型番の自動生成
- - 組立図面や部品表の自動作成
- - 即時見積もりと連携するミスミECサイトを通じた注文が可能
ベトナム市場の展望
近年、ベトナムは製造業における重要な拠点として急速に成長しています。海外からの企業進出や現地の技術革新が相次ぎ、より高度な生産能力が求められています。この環境の中で、MISUMI FRAMESの導入が期待されており、アルミフレームの需要も高まっています。特に、産業機械、自動化装置、物流機器など障害物への防護や生産効率向上を図る場面で利用される機会が増えています。
ミスミグループは、これまでに日本、北米、ドイツ、シンガポール、タイ、マレーシアなど6つの国でサービスを展開しており、全世界で10万人以上のユーザーを抱えています。ベトナム市場進出により、さらにユーザーを増やし、効果的なサービス提供を目指しています。
グローバルな戦略
今後もミスミは、アジアを中心に海外展開を強化する方針です。デジタル技術を駆使したサービス提供により、ユーザーの生産性向上を図り、業界全体に高い評価を得ていることが、今後の成長に寄与すると考えられます。ミスミは「楽ミスミ、得ミスミ」という新たなビジョンを掲げ、顧客ごとの利便性向上やコスト削減を同時に実現していく方針です。
これにより、持続可能な成長とともに、製造業に新たな価値をもたらす企業としての地位を築いていくことを目指しています。詳細については公式サイトをご覧ください。