CLT OF THE YEAR 2025の栄冠を手にした世田谷上馬のカフェ
日本国内での木造建築の普及を目指すライフデザイン・カバヤが、国産材のCLT(直交集成板)を活用した「世田谷上馬のカフェ」において、CLT OF THE YEAR 2025で優秀賞を受賞しました。このカフェは、主に都市部の狭小スペースでの建築計画に挑んだ日本CLT技術研究所のもとで設計されたもので、これからの木造建築の方向性を示しています。
CLT OF THE YEARの表彰は、CLTを使った建築物の施工方法やデザインの独自性を評価するものです。この度の受賞は、優れた耐震性や快適な空間の提供を実現し、都市部の限られた敷地においても効率的に建築できる方法が確立されたことが大きなポイントとなりました。
狭小地に最適な「LC-gate構法」
「世田谷上馬のカフェ」は、敷地面積が61.69m²(18.6坪)、間口5.1mの狭小地に建設されています。一般的なCLTパネル工法とは異なり、当施設では新たに開発された「LC-gate構法」が採用されました。
この方法は、高い耐震性を確保しつつ、CLTパネルの使用枚数を減らし、間取りの柔軟性を向上させることを可能にしました。特に、非住宅用の大空間の建築には非常に効果的です。これまでは広い敷地での利用が主流でしたが、今回の優秀賞受賞によって、狭小地でも活用できる可能性が広がりました。
短工期での建設実現
審査においては、CLTの特性を最大限に活かした施工法が評価されました。具体的には、建設期間をわずか7日間に短縮し、外壁の仕上げが済んだパネルを使用することで施工を効率化しました。この手法は、都市部での建設における新しいモデルケースを作り出し、今後のCLT建築普及における大きな一歩とされています。
環境への配慮と持続可能性
受賞に際し、ライフデザイン・カバヤの窪田社長は、「初受賞のこの機会を通じて、私たちのCLT建築の普及拡大に意欲を新たにしています。国産材を活用することで、脱炭素社会の実現に貢献したい」とコメントしています。国産材の活用によって、地域の林業活性化も目指し、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。
物件概要
この画期的なカフェの工事名は「世田谷区上馬5丁目プロジェクト Garage house上馬新築工事」です。設計・施工には株式会社エー・ディー・アンドシーが担当し、完成した建物は多くの人に愛される場となることでしょう。省エネルギーに配慮した設計が行われ、今後のCLT建築の標準を示す一例となっています。ぜひその先進的な取り組みに注目してみてください。