永平寺町とバイウィルが連携してカーボンニュートラルを目指す

永平寺町、バイウィル、福井テレビがカーボンニュートラル目指す協定を締結

2025年10月10日、福井県永平寺町の役場で、株式会社バイウィルと福井テレビジョン放送株式会社が永平寺町との間でカーボンニュートラルを実現するための連携協定を結びました。この取り組みは、環境価値の創出と新たなビジネスモデルの開発を目的としています。

連携協定の内容

今回の協定によって、以下の3つの主要事項に沿って協力を進めることが決定しました。
1. 環境価値に関する情報やノウハウの提供
2. 環境価値を利用したビジネスモデルの創出
3. その他、協定の目的に貢献する事項

これにより、地域におけるカーボンニュートラルを実現するための強力な支援が期待されます。

協定締結式の様子

（左から：バイウィル代表取締役社長下村雄一郎氏、永平寺町町長河合永充氏、福井テレビ代表取締役社長酒井美樹男氏）

協定締結の背景

永平寺町は2023年5月29日に、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。この宣言を基に、持続可能な社会の実現に向けた多様な取り組みが進行中です。具体的には、再生可能エネルギーの導入や、公共交通機関の利用促進などが進められています。

福井テレビとバイウィルの間でも、地域の脱炭素化を促進するために顧客紹介契約を締結し、互いに協力を深めてきました。この経緯からも、福井テレビが永平寺町にバイウィルを推薦したことが、今回の協定締結へとつながったのです。

今後のビジョン

3者は今後、カーボンニュートラルの実現に向けて連携し、特にJ-クレジットの創出と流通に注力していく予定です。具体的には、公共施設のLED設備の導入を検討しており、これにより自治体の温室効果ガス排出量を削減する計画です。

バイウィルは、J-クレジットの創出プロジェクトに対して登録や申請、モニタリングなどを支援し、販売に際しては福井テレビと一緒に地元の脱炭素化を推進していきます。地産地消の理念を大切にしながら、地域貢献を果たすことが目指されています。