海苔に関する新たな調査結果が明らかに
マイボイスコム株式会社が実施した海苔に関するインターネット調査の結果、海苔の消費状況や期待される効果について詳細が浮かび上がりました。この調査は2025年4月1日から7日にかけて行われ、9083名の回答を得ています。
食べる海苔のタイプ
調査によると、海苔を食べる人の中で「焼き海苔」と「味付け海苔」がそれぞれ約70%強を占めています。その後に続くのが「韓国海苔」で、全体の36.9%が選んでおり、特に女性の10代から50代にかけてはこの比率が5割前後に達しています。地域別に見ると、北海道や東北、関東では「焼き海苔」が多く、近畿、中国、四国、九州では「味付け海苔」が人気です。
海苔の食べ方
海苔を食べる方法としては、「ご飯と一緒に食べる」が83.2%と圧倒的に多く、他にも「おにぎりに巻く」が70.6%、さらには「のり巻き、軍艦巻き」が37.3%という結果でした。特に若年層では、そのままの海苔を食べる人の割合が高く、10代と20代では約55%、30代から40代では各4割強がこの食べ方を好んでいることがわかります。また、完成した料理にかける・のせるというスタイルは、特に女性に人気が高いことも目立ちました。
海苔を食べるシーン別の割合
海苔を食べるシーンについて尋ねると、45.6%が朝食、39.8%が昼食、そして56.3%が夕食として食べるとの回答がありました。特に若年層、特に女性においては間食や夜食として食べる割合も高く、忙しい毎日の中で手軽に栄養を摂取したいというニーズが伺えます。
購入頻度や重視するポイント
海苔の購入頻度は「月に1回」または「2〜3ヶ月に1回」が中心で、特に70代以上での購入頻度が高いという結果が出ています。購入時には「価格」「海苔の種類」「味」がそれぞれ60%を超える結果で、特に女性では「海苔の種類」や「包装形状」に重きを置く傾向が強いようです。
海苔に期待される効果
海苔を食べる人の中で、約4割が期待する効果や効能があると回答しています。特に多いのは「生活習慣病予防」で16.1%、次いで「頭皮や髪の健康維持」が14.4%という結果でした。他にも「免疫力向上」や「鉄分補給」、さらには「腸内環境改善」などの効能も挙げられています。特に健康志向が強くなっている近年、海苔の役割が再評価されています。
回答者からの感想
多くの回答者から様々な海苔の食べ方やこだわりが寄せられました。例えば、ご飯に振りかけるタイプの海苔が好きという声や、パンに海苔を乗せて焼くというユニークなレシピも紹介されました。また、手軽に食べられるおにぎりに海苔を巻くことで、家族に気遣いを持たせているというエピソードも聞かれました。これらの声は、海苔が日常生活に深く根付いた食材であることを証明しています。
この調査からは、海苔がただの調味料に留まらず、健康や食生活の中で重要な役割を果たしていることが確認できました。今後の海苔市場の動向には、引き続き注目が必要です。