C++Builder XE3アップデート
2012-12-10 11:00:04
エンバカデロ、C++Builder XE3をアップデート!64bit Windows開発に対応
エンバカデロ、C++Builder XE3をアップデートし64bit Windows開発に対応
エンバカデロ・テクノロジーズは、C++Builder XE3をアップデートし、64bit Windows開発に対応したことを発表しました。これにより、開発者は従来の32bit Windowsに加え、64bit Windows環境でのネイティブアプリケーション開発が可能になります。
64bit対応によるメリット
今回のアップデートで最も注目すべき点は、64bit Windowsへの対応です。これにより、開発者は以下のメリットを得られます。
パフォーマンス向上: 64bit環境では、32bit環境よりも多くのメモリを使用できるため、より大規模で複雑なアプリケーションを開発できます。また、64bitアーキテクチャを活用することで、処理速度の向上も期待できます。
マルチデバイス対応: 新たに搭載されたマルチターゲットネイティブコンパイラアーキテクチャにより、単一のコードベースで複数のデバイスやOS環境に対応したアプリケーションを開発できるようになります。
C++11標準への対応: 新しい64bitコンパイラは、いくつかのC++11言語標準と業界のライブラリとの互換性を提供。最新の言語機能を活用した開発が可能になります。
既存アプリケーションの移行: 既存のC++Builderユーザーは、容易に既存のWindowsアプリケーションを64bit環境に移行できます。
C++Builder XE3のメリット
C++Builder XE3を使用することで、開発者は以下のメリットを得られます。
高速開発: ラピッドプロトタイピング、PME(プロパティ・メソッド・イベント)コンポーネントベースのプログラミング、ビジュアル開発といった機能により、開発スピードを大幅に向上できます。エンバカデロは、従来のC++開発と比較して5倍の生産性向上を謳っています。
マルチデバイス対応: 単一のコードベースで、Windows、Mac OS X、将来的にはiOSやAndroidなど、複数のデバイスやOS環境に対応したネイティブアプリケーションを開発できます。
高品質なUI: Windows XPからWindows 8、そしてMac OS Xを含む複数のOSで動作する、視覚的に魅力的なアプリケーションを開発できます。Retinaディスプレイなど、HiDPIディスプレイにも対応しています。
C/C++標準への対応: 最新のC/C++言語機能やライブラリを利用でき、Clang 3.1互換のコンパイラにより、従来のソースコードとC++11などの新標準を融合できます。
C++言語の地位
30年以上の歴史を持つC++言語は、OSを超えた標準的な開発言語として、現在も多くの主要なアプリケーション開発で使用されています。Microsoft Word、Adobe Photoshop、Google Chromeなど、世界中で利用されているアプリケーションの多くがC++で開発されていることは、その信頼性を示しています。
アップデート方法
C++Builder XE3またはRAD Studio XE3のProfessional版以上の登録ユーザーは、無料でアップデート版をダウンロードできます。新規購入の場合は、Professional版以上を購入することで、アップデート版を利用できます。
まとめ
C++Builder XE3のアップデートは、64bit Windows開発への対応、マルチデバイス対応、高速開発環境の提供など、多くのメリットを提供します。C++開発者にとって、非常に魅力的なアップデートと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社
- 住所
- 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル 5F
- 電話番号
-
03-4577-4520