ゲッティ イメージズのフォトジャーナリズムが国際舞台で評価を受ける
ゲッティ イメージズのフォトジャーナリズムが国際舞台で評価を受ける
国際フォトジャーナリズムの祭典『Visa Pour L’Image 2011』において、ゲッティ イメージズのカメラマン2名が名誉あるノミネートを獲得しました。このフェスティバルはフランスのペルピニャン市で毎年開催されるおり、フォトジャーナリズムの世界的な展覧会やセミナーが連日行われます。今年は8月27日から9月11日までの期間中に開催され、プロのフォトジャーナリストや写真愛好家、一般の参加者が一堂に会します。
ゲッティ イメージズのJerome Sessini(ジャローム・セッシン)とAlvaro Ybarra Zavala(アルバロ・イーバラ・ザヴァラ)の2人はそれぞれ、ニュース部門と特集部門でノミネートされました。特にアルバロ・イーバラ・ザヴァラは、コロンビアの紛争に関する作品を通じて特集部門の最終候補者として選出され、さまざまな国際的な視点から問題提起を行いました。また、ジャローム・セッシンはリビアの紛争に焦点を当てた作品により、ニュース部門でのノミネートを果たしました。
このフェスティバルは、世界中のフォトジャーナリストが集まる一大イベントであると同時に、彼らの作品を広く公開し、見識を深め合う機会となっています。特に注目すべきは、ゲッティ イメージズが今回発表する「2011年度エディトリアル写真の助成金」の当選者です。助成金プログラムは2005年に設立され、以降、プロのフォトジャーナリストに大きな支援を行ってきました。これまでに約60万ドルが授与されており、フォトジャーナリズムの発展に寄与しています。
さらに、今年のフォトジャーナリズム祭りでは、ゲッティ イメージズのカメラマンたちによって作成されたいくつかのルポルタージュ作品が展示される予定です。特に注目されるのは、Alvaro Ybarra Zavalaが手がけた「永遠の悲しみのコロンビア」という作品です。この作品は、40年以上にわたる内戦によって分断されたコロンビアの実情を描いたもので、国家の背景や人権侵害の現状、さらに麻薬カルテルとの関係についても触れています。
また、Shaul Schwarz(シャウル・シュワルツ)が撮影した「麻薬(ナルコ)カルチャー」は、麻薬取引が引き起こす社会問題を深く掘り下げ、ラテン系アメリカ人の生活に及ぼす影響についての考察を提供します。この作品は、麻薬が新たな文化を生み出す背景を視覚的に表現しています。
Ed Ou(エド・オウ)の「ソマリアの子供兵士」も興味深い作品で、ソマリアにおける子供たちの現実を浮き彫りにしています。国連が指摘するように、ソマリアでは多くの子供兵士が紛争に巻き込まれており、彼らの姿がその悲劇を物語っています。
これらの作品展示のほかにも、フォトジャーナリズムにおける重要なテーマについてのセミナーや、各種プログラムが用意されており、参加者たちは豊富な知識を得る機会を与えられています。
ゲッティ イメージズは、報道映像やクリエイティブコンテンツの提供を通じて、メディアやクリエイターに向けて質の高い情報を発信し続けています。同社が手掛ける作品は、広告、テレビ、出版などさまざまなフィールドで活躍しており、その影響力は世界中で広がっています。さらに、ゲッティ イメージズジャパンは、国際的な視点から日本市場にも貢献し続けています。
このように、『Visa Pour L’Image 2011』は単なる写真展にとどまらず、フォトジャーナリズムの意義や課題を考える良い機会となることでしょう。参加者は新たな視点を得て、報道の力に触れることができる貴重な体験を得ることができるはずです。
会社情報
- 会社名
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ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1-3-12 ジブラルタ生命原宿ビル2F
- 電話番号
-
03-5770-0610