アドバンテックの新製品
2025-05-13 11:09:30

アドバンテックが最先端のAMD Ryzen Embedded 8000シリーズを搭載した新製品を発表

アドバンテックが革新するエッジAIソリューション



アドバンテック株式会社は、最新のAMD Ryzen™ Embedded 8000シリーズを搭載した新たな製品ラインアップを発表しました。この発表には、コンピュータオンモジュール「SOM-6873」、Mini-ITXマザーボード「AIMB-2210」、エッジAIシステム「AIR-410」の3モデルが含まれています。これらの製品は、AMD初のNPU(ニューラルプロセッシングユニット)を統合することで、AI処理性能を大幅に向上させることが期待されています。

エッジAI環境の進化



新たに発表された3モデルは、いずれもAMDの最新プロセッサを搭載しており、最大39TOPSのAIパフォーマンスを実現しています。特に「SOM-6873」は、コンパクトながらも強力なエッジAIソリューションとして設計されており、最大8コアを活用した高効率な演算が可能です。また、デュアルチャネルDDR5メモリをサポートし、PCIe Gen4を用いた柔軟な拡張も実現されています。

アドバンテック社が提供する「Advantech Edge AI SDK」により、開発者は海のようなアプリケーションに容易にAIモデルを移植できるため、製造業や自動車分野、ヘルスケア機器などにおける利用が広がるでしょう。これにより、マシンビジョンやエンターテインメントシステムの管理など、多様な分野での応用が進むと予想されます。

強力な設計で多機能を実装



「SOM-6873」は、最大96GBのデュアルチャネルDDR5メモリを搭載し、20のPCIe Gen4レーンや複数のSATAポートを備えています。この設計により、高度なAI処理が求められるアプリケーションに対して優れた性能を発揮します。また、薄型の「AIMB-2210」は、設置スペースに制約のある環境でも効率的に使用できるよう設計されています。

さらに、「AIR-410」はNVIDIAのグラフィックボードと互換性があり、高度なコンポーネントをサポートする850Wの電源を内蔵しているため、パフォーマンスとコンパクト性を両立しています。これにより、高度なアプリケーションに対して必要な性能を提供します。

簡素化される導入プロセス



これらの製品は、Windows 11 LTSCやUbuntu LTSCなど複数のOS環境での動作が検証されており、アドバンテック独自のソフトウェアが付加価値を提供します。例えば、「Advantech Edge AI SDK」は、さまざまなエッジAIアプリケーションの評価や開発を支援するツールを備えています。

さらに、エッジデバイスの遠隔監視や制御を行う「DeviceOn」や、デバイスのメンテナンスを効率化する「iManager」といった機能も用意されており、ユーザーはこれらを活用して運用効率を高めることができます。

まとめ



アドバンテックが発表したAMD Ryzen™ Embedded 8000シリーズを搭載した新製品は、エッジAIコンピューティングの新時代を切り開くものです。これにより多様な業界でのスマートなオートメーションが実現し、エネルギー効率や性能の向上が期待できます。日本市場への投入は、2025年第2四半期を予定しており、多くの注目が集まっています。


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会社情報

会社名
アドバンテック株式会社
住所
東京都台東区浅草6-16-3
電話番号
03-6802-1021

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