読書サポート『ブンゴウメール』
2018-05-24 08:45:08

毎月1冊の読書をサポート!『ブンゴウメール』が6000人を超える人気に

毎月1冊の読書を手軽に楽しめる『ブンゴウメール』の魅力



最近、忙しい日常に追われ、本を読む時間が取れないと感じている方は多いのではないでしょうか。そこで登場したのが、青空文庫を活用した新しい読書サポートサービス『ブンゴウメール』です。このサービスは、毎月1冊の名作を厳選し、読みやすい形式でメールで配信することで、無理なく読書を楽しめる環境を提供しています。

『ブンゴウメール』のサービス内容



『ブンゴウメール』は、著作権が切れた文学作品を集めた青空文庫から、毎月1冊の名作をピックアップ。レトロでありながらも魅力的な作品を、1日1通、1〜3分程度で読めるテキストとして朝のメールで配信します。おかげで、移動中や隙間時間を利用して気軽に文芸の世界に触れることができます。

このサービスは、2023年5月1日にベータ版として提供を開始したところ、わずか20日間で登録ユーザーが6000人を突破するという反響を呼びました。サービス開発の背景には、開発者自らが本を読む時間を取れずにいることへの危機感があったと言います。忙しい生活の中で、スキマ時間を活用しやすい仕組みを模索するニーズが見事に合致したのです。

読者の多様なニーズに応える



本を読まなくなってしまった理由は、それぞれに違います。仕事や家庭の忙しさ、スマホなど他の娯楽に気を取られること、長文に対する抵抗感などが挙げられます。『ブンゴウメール』は、こうした現代人の問題を解決するために作られたサービスです。特に、感想をリアルタイムで共有できる機能は、同じ著作を読んでいる他のユーザーとつながる喜びを提供します。SNSなどを通じて、自分以外の読者とのコミュニケーションを楽しめるのが大きな特徴です。

メールの特長と受信方法



毎月の作品は、著者名で配信され、例えば太宰治の「走れメロス」を読む月には、メール送信先が「太宰治」表記となり、その顔写真が表示される仕掛けも。これは文学的なエクスペリエンスをさらに深めてくれます。また、配信内容はRSSフィードでも公開されているため、RSSリーダーや他のアプリに連携して受信することも可能。これにより、従来のメールだけでなく、忙しい人々が自分に合ったスタイルで利用できるのも魅力です。

公式ブログでもコンテンツの記録が行われており、過去の作品もアクセスしやすくなっています。

今後の展望



『ブンゴウメール』はベータ版の期間中に、継続的な読書が可能かどうかの検証を行います。正式版では、有料で作品を自由に選べるオプションが導入される予定です。また、青空文庫以外の書籍にも展開する可能性があり、書店や出版社との提携も計画されています。さらに、得られた収益の一部は青空文庫の活動に還元されるため、サービス全体が文芸の振興にも寄与する仕組みです。

忙しいけれど読書も楽しみたい、そんな方には『ブンゴウメール』がぴったりです。これからも多くの人たちに、手軽に文学の魅力を楽しんでもらえることを期待しています。

会社情報

会社名
合同会社NOT SO BAD
住所
東京都豊島区上池袋1丁目16-6
電話番号
050-5241-5019

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