東京ディズニーリゾートに位置する商業施設、イクスピアリで醸造されている地ビール「ハーヴェスト・ムーン」が、名誉ある「インターナショナル・ビアカップ2025」で輝かしい成果を収めました。このビールは、開業から25年を経てもなお、特別な存在として、多くのビール愛好者から支持を受けています。
【受賞の背景】
「インターナショナル・ビアカップ2025」は日本地ビール協会が主催する、国内初の大規模なビール審査会で、今年は22か国から1562銘柄がエントリーしました。この審査会では、ビールの風味やスタイルが厳格に評価され、各部門での優れた銘柄が選ばれます。
ハーヴェスト・ムーンが特筆すべきは、定番銘柄である「ピルスナー」がドルトムンダー/エクスポートとジャーマンスタイルオクトーバーフェストの部門で、金賞をダブル受賞したことです。さらに、この「ピルスナー」は、カテゴリーチャンピオンにも選ばれました。これは今回が初めてのことです。
「ピルスナー」はその氷のような喉越しと、ホップの奥深い香り、すっきりとしたキレ味を持っており、世界中で広く親しまれています。ひと口飲むと、その爽快感が感じられ、特別なひとときを演出します。
【その他の受賞銘柄】
このPrestigiousなイベントでは、定番の「ペールエール」も注目され、ケグ部門でゴールド、ボトル・缶の部門でシルバーを受賞しました。ペールエールは、イギリス産のアロマホップを使用し、酵母由来のフルーティーさが際立つ、個性豊かなビールです。
また、他の定番銘柄である「シュバルツ」と「ブラウンエール」もそれぞれブロンズメダルを獲得し、合計6メダルという素晴らしい結果を収めました。シュバルツは甘さと苦味のバランスが絶妙で、コーヒーのようなローストフレーバーを楽しめます。ブラウンエールはアメリカ産のアロマホップによるフルーティーさが特徴です。
【今後の展望】
ハーヴェスト・ムーンは、今回の受賞に満足せず、ますます品質向上に努め続けるという決意を表明しました。「きれいな味」を求めて挑戦し、愛されるクラフトビールの提供を目指しています。受賞式に出席した醸造責任者の園田智子さんは、これからも変わらぬ情熱でビール作りに励むと語りました。彼女の挑戦に期待が寄せられています。
このようにハーヴェスト・ムーンは、二十年来の誇り高きクラフトビールとして、その品質と味わいで私たちの心をつかみ続けています。これからも多くのビールファンに愛されることを期待します。