MSD、LGBTQ+支援団体「ぷれいす東京」の事業を支援 - 医療への公平なアクセス実現に向けたグローバルプログラム「Solutions for Healthy Communities」

MSD、LGBTQ+支援団体「ぷれいす東京」の事業を支援 - 医療への公平なアクセス実現に向けたグローバルプログラム



MSD株式会社は、医療への公平なアクセス実現に向けたグローバルNPO支援プログラム「Solutions for Healthy Communities」の支援先として、日本から認定NPO法人「ぷれいす東京」を選出しました。

「Solutions for Healthy Communities」は、Merck & Co., Inc.,Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外ではMSD)が今年から全世界で新たに開始したプログラムです。世界各国における地域主導の革新的な取り組みを支援することで、医療制度の恩恵を受けられていなかった人々に、公平に医療サービスを提供することを目指しています。

今回の助成対象となったのは、ぷれいす東京が展開するLGBTQ+の性の健康支援事業「“CONSENT”プロジェクト」です。

日本国内におけるLGBTQ+の性の健康支援の現状



日本国内では、LGBTQ+の方々は、自分の性指向・性自認や性行動について医療従事者と話し合うことに消極的な傾向があり、医療アクセスを含めた性の健康ニーズについてはあまり知られていません。

“CONSENT”プロジェクトの取り組み



“CONSENT”プロジェクトでは、日本全国のLGBTQ+当事者グループと連携し、ニーズ調査やプログラム立案を行います。また、LINEチャットによる相談窓口の設置や、性の健康に関する最新情報の提供も予定しています。

本事業を通して、LGBTQ+の方々が自分の性の健康を自分たちの問題として捉えてもらうことを支援し、HIVを含む性感染症の検査や治療などへのアクセス改善を目指します。

関係者のコメント



ぷれいす東京代表の生島 嗣氏は、「このプロジェクトを通して、LGBTQ+コミュニティの横の連携を強化し、アンメットニーズ(Unmet Needs)を確認しながら、医療サービス提供者にもフィードバックすることを通して、誰も取り残されない社会の実現に貢献できたらと願っています。」と述べています。

MSD代表取締役社長のカイル・タトル氏は、「今回、当社がグローバルで新たに展開するSolutions for HealthyCommunitiesプログラムの支援先として、ぷれいす東京が日本から選ばれたことを大変喜ばしく思います。LGBTQ+等セクシャル・マイノリティの方々が十分に受け入れられる職場づくりを積極的に推進している企業として、本プログラムを通じて日本のLGBTQ+の方々の健康を一層サポートできることは大変意義深いと考えています。MSDは、責任ある企業市民として今後も積極的にCSR活動に取り組んでまいります」と述べています。

MSDについて



MSDは、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善する」というパーパスのもとに、130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの開発を通して人類に希望をもたらしてきました。世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。

MSDは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々行っています。

今後の展望



今回の支援は、LGBTQ+の性の健康に関する課題解決に向けて、重要な一歩となることが期待されています。MSDとぷれいす東京は、今後も連携し、日本のLGBTQ+の方々の健康増進に貢献していく予定です。

会社情報

会社名
MSD株式会社
住所
東京都千代田区九段北1-13-12北の丸スクエア
電話番号
03-6272-1000

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