株式会社未来工房が手がける「温故知新」
2022年5月28日、久留米住宅展示場において、新しいモデルハウス「温故知新」がオープンしました。この家は、合板やビニール壁紙を排除し、九州の木材と漆喰をふんだんに使用した、環境に優しい住宅です。特に近年、多くの企業がSDGsや脱炭素社会の実現に向けて努力をしており、未来工房もその一環として新モデルを発表しました。
環境への取り組み
今、私たちが直面している環境問題は深刻です。日本の住宅にもいくつかの課題が存在します。例えば、短い耐用年数や多く使用される化学物質、大量に排出されるCO2、そして建材廃棄物が問題視されています。未来工房では、こうした問題を解決すべく、すべての住宅で工業製品を使わず、自然素材を取り入れています。また、重油を使わずに乾燥させた地元の木材や、羊毛100%の断熱材を用いることで、職人による手仕事での住まいづくりを実現しています。
共同研究による住環境の向上
今回の展示場では、山辺構造設計事務所や九州職業能力開発大学校との耐震構造の共同研究が行われました。さらに、近畿大学の准教授による室内環境調査も実施され、住む人の健康を考慮した設計が施されています。また、理学療法士とともに床材の違いが足に与える影響の実験も行い、居住空間の安全性を高めています。
地域社会への貢献
未来工房では、地域の人々にも長く愛される建物を提供するため、街並みにも配慮しながら外観や庭のデザインを計画しています。家の外観は、美しさだけでなく、地域の景観に調和したものとなるよう意識されています。
未来工房の理念
未来工房は、地球環境に配慮したストック住宅を実現することを目指しています。住む人が安心でき、世代を超えて利用できる健康的な建物として、無垢の木と職人の技術を大事にしています。放置された人工林を活用し、地域の工務店と協力して木育イベントを開催するなど、子供たちに木の大切さを伝える試みも行っています。
まとめ
新しいモデルハウス「温故知新」は、未来工房の環境への取り組みの集大成とも言えるプロジェクトです。ぜひ、久留米に足を運び、持続可能な未来の住まいづくりを実感してください。
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