デジタルセールスルーム「DealPods」と「Mazrica」の連携
株式会社マツリカ(本社:東京都中央区)が開発した営業DXプラットフォーム「Mazrica」と、デジタルセールスルーム「DealPods」の連携が実現しました。この機能連携により、営業担当者の負担を大きく軽減し、商談情報の入力が自動化されることが可能になります。これまで営業業務に従事していた中で、一番の負担となっていたのは顧客との商談情報の管理でした。営業活動における事務処理が多く、その結果、営業に充てる時間が大幅に削られてしまっていました。
日本における営業生産性の現状
近年、日本企業の営業生産性は低迷しており、本来ならば顧客への営業活動に半分以上の時間を費やすべきところが、実際には僅か20〜25%にとどまっています。この状況を改善するためには、営業活動以外の作業にかかる時間をどれだけ減らせるかが鍵です。欧米ではすでにデジタルセールスルームという新しい形の営業支援ツールを導入し、効率化を進めています。これにより、2021年から2022年にかけてデジタルセールスルームの市場は325%成長を記録しました。
デジタルセールス構想とは
マツリカは、この営業生産性の向上を目指し、「デジタルセールス構想」を打ち出しています。これにより、営業担当者が「人とのコミュニケーション」に集中できる環境を整えることを目指しています。DealPodsは、営業活動と顧客との間に情報の流れを合理化し、双方が効果的に利用できるセールステックとして注目されています。また、商談の成約率も21.1%も改善されたという成果が報告されています。
機能連携による業務効率化
この度の機能連携によって、営業担当者は顧客とのコミュニケーション記録(電話や商談内容など)を一度の入力で済ませることができるようになりました。これにより、担当者は余計な事務作業から解放され、より多くの時間を営業活動に充てることが可能になります。以下が具体的な機能です。
1.
自動連携機能: DealPodsからMazricaに商談記録やアクションプランなどの情報が自動的に転送されます。
2.
ワンクリックアクセス: DealPodsに保存した資料やチャット内容をMazricaの案件情報に簡単に結びつけることができ、情報へのアクセスが容易になります。
3.
顧客エンゲージメントの確認: Mazricaの管理画面からDealPodsのコンテンツにおける顧客の興味を即座に確認できるようになります。
未来に向けて
マツリカは、今後もデジタル技術とAIを駆使して、営業業務が一層効率化されるようなプロダクトの強化を進めていく方針です。これにより、企業全体の営業生産性が向上し、顧客体験の向上にも繋がると期待されています。営業スタッフは、より効果的な商談を実施するための時間を確保できる環境が整いつつあります。
まとめ
デジタルセールスルーム「DealPods」と次世代型営業DXプラットフォーム「Mazrica」の連携は、営業の未来を変える可能性を秘めています。業務効率化と生産性の向上に向けて、今後も注目が集まります。営業現場での変革は、顧客との良好な関係を築くための第一歩となるでしょう。