幡ヶ谷に誕生した新感覚アパレルショップ「POESIES」

東京・幡ヶ谷の甲州街道沿いに新たにオープンしたアパレルショップ「POESIES(ポエジー)」は、ファッション業界での経験を活かしながら、唯一無二の世界観を提供するコンセプトショップです。このショップのオーナーである斎藤氏は、自身のこだわりを形にするため、アパレルでの経験を積んできた夫とともに、特別な空間を創り上げました。

独自のコンセプトと空間作り

斎藤氏は、ファッションを「理解する」のではなく、あたかも詩を読むかのように感じ取って楽しんでほしいという願いを込め、ショップを立ち上げました。POESIESは、もともと倉庫として利用されていた古い建物を最小限のデザインで飾り直し、その歴史を大切にしながら空間を作り上げました。内装を手掛けたのは、世田谷区上町でキーマカレー専門店も運営するROWBOATです。

もちろん、空間作りだけでなく、取り扱うブランドも特別なこだわりがあります。メインブランドには、確かなものづくりで知られる「Dessin de Mode(デッサンドモード)」や「WRAPINKNOT(ラッピンノット)」がセレクトされ、他にはない魅力を提供しています。POESIESは、セレクトショップでありながら、店内全体に独特のムードと哲学があることが大きな特徴です。

ブランドの魅力

「Dessin de Mode」は、優れた素材使いで知られ、まるでヴィンテージを思わせる贅沢さがあり、今シーズンからはメンズコレクションも加わります。また、「WRAPINKNOT」は新潟五泉のニットファクトリーのファクトリーブランドで、精緻なものづくりと洗練されたデザイン性が魅力です。さらに、香水クリエーターの渡辺裕太氏が手がけた香り「çanoma(サノマ)」が、ショップ全体に華やかさを添えています。

高まる注目のエリア

幡ヶ谷は、代々木上原や初台にも近く、個性的な飲食店や雑貨店が立ち並ぶ注目のエリアです。POESIESの位置する甲州街道沿いは交通量が多く、ギャラリーのような独特の外観が passerbyの興味を引きつけます。来店する顧客層も多様で、特に20代から50代のカップルや夫婦の姿が目立ちます。ユニセックスで楽しめる商品が多いこともあり、購入時に意外な組み合わせが見られることがしばしば。一方で、「近所でゆっくり買い物ができる場ができて嬉しい」といった声も多く、地域に根ざしたショップとしての役割も果たしています。

今後の展望

POESIESは、訪れる全ての人に、自分自身の個性を引き出すような素敵な体験を提供すべく、親身な対応を心掛けています。ショップは、落ち着いた空間で気軽に立ち寄ってもらえることを目指しており、「お気に入りの一着を見つけてもらいたい」という願いが込められています。ファッションだけでなく、アートや文化と融合した空間に、ぜひ訪れてみてください。